【企業分析&攻略法&将来のキャリア】デロイトトーマツコンサルティング

【企業分析&攻略法&将来のキャリア】デロイトトーマツコンサルティング

ボストンキャリアフォーラムで受けるべき企業として紹介したBIG4系のコンサルティング企業について、どのような会社でどのようなキャリアを描くのか、まとめてみました。まずはデロイトです。ボスキャリももう2週間で開催ですね。是非皆さん頑張ってください!

 

デロイトトーマツコンサルティング(DTC)の特徴

会計BIG4のうち、社名に日本の名前「等松」が入っているのはデロイトトーマツだけです。それくらい日本法人は力があります。

監査法人はグローバルトッププレイヤーでありながらも、国内に幅広く拠点を持ち、グローバルかつローカルな仕事をしているのが特徴的です。

私も転職エージェントに話を聞いた時に「大阪で会計系のコンサルを受けるならトーマツが一番」と勧められました。

 

DTCの「ヒト」「モノ」「カネ」

「ヒト」

デロイトの人たちの特徴は「正統派コンサルティング」です。

社員は真面目で優秀な方が多いです。チームワークも良く、コンサルティングの質も高い。

 

間違いなく成長環境はあると思います。

 

呼び方は間違っているかもしれませんが、給料水準は相応に高いです。残業込みで以下のような水準かと。

 

20〜20後半 コンサルタント 450〜700万程度

20後半〜30中盤 シニアコンサルタント 900〜1,200万程度

30中盤〜  パートナー 1,200〜1,500万程度

30後半〜  シニアパートナー 1,500〜3,000万程度

 

30前後を見ると平均して1,000万を少し超えるくらいでしょうか。

総合商社よりちょっと低い、メガバンクと同じくらい、メーカー系よりは全然高いですね。

 

その分求められる仕事の質は高いと認識しましょう。

マッキンゼー、ボスコンほどに「電車で通勤なんてしませんが?」みたいな労働スタイルではないが、プロジェクトによってはほぼ毎日終電、土日勤務も覚悟してください。

 

その分力はつきます。

 

「モノ」

コンサル全般ですが、「モノ」はありませんね。

あるのは「人材」と「ノウハウ」の2つのみです。

 

なので、コンサルは人材に投資をしてくれます

投資を活かせるか活かせないかは自分次第です。

そして、世界中のコンサル事例をナレッジとして共有することができます。

 

幅広い範囲の業種、プロジェクトを担当しているので、プロジェクト毎のノウハウがつきます。上流の経営戦略コンサル、というわけではないので、経営の意思決定にかかるようなコンサルティングというよりも、意思決定をしたのちに、どのようにそのプロジェクトを具現化するか、というところのコンサルティングが中心です。

 

例えば、リスク管理では金融機関の自己資本をどのように担保するか、や大企業のサプライチェーンマネジメントの改善をどのように実施していくかなどです。

 

DTCの業界内でのポジショニング

 

縦軸に上流コンサルから下流 横軸にクライアント企業規模を取り、どのあたりにいるかですね。

こうしてみると、コンサル業界全体の中ではある程度「大手」「総合的になんでもやる」というポジショニングであることがわかります。

相手も大手企業なので、中堅中小企業の社長のようにアクが強い人が出てくるわけではなく、ビジネスライクにやりやすい一方、取り組む範囲が非常に幅広いので、当初やりたいと思っていた仕事と全然違うことを任される可能性があります。

 

次に、BIG4の間での比較をします。

DTCが明らかに強みを持つ分野はベンチャー支援です。

吉村さんというパートナーがいらっしゃいますが、ベンチャー支援、IPO監査の分野では超のつく有名人です。

子会社にトーマツベンチャーサポートという会社があるのですが、ここがベンチャー支援を数多く手がけています。

 

最近大阪で有名な大阪イノベーションハブの運営も行ってますし、モーニングピッチというイベントで大企業とベンチャーの架け橋を作る、ということもやってます。

 

こうして考えると、「やりたいこと、思ったことを形にしやすい」という自由度がデロイトは一歩抜き出ている気がします。

 

コンサル業界でのvorkersの総合評価を比べてみましょう。

ベイン、ボスコン、マッキンゼーは当然上位にきます。

これはもちろん成長環境がある、ということであるのですが、上に出てきたように「専門性」の求められるコンサルである、つまりやりたいことと入社後にやる仕事が合致しやすい、という特徴があります。

 

それに対してデロイトなどの総合コンサルは入社目と入社後の仕事にGAPが出やすいです。なのでVorkersはベイン、ボスコン、マッキンゼーが高くなって当たり前です。その辺りは割り引いてみてあげましょう。

逆に、上位にいるのはほとんどがそのような専門コンサルですね。

監査系BIG4の中ではトップですね。コンサルの中では働きやすい環境、ということでしょう。冒頭申し上げた通り、日本人の名前が社名に入っているくらいですから、変に外資すぎない、ということもあるのかもしれません

 

特筆すべきは「20代の成長環境」が非常に高いことと、口コミ数が非常に多いことです。口コミ数が多いことは、言ってしまえば転職者が多いです。

しかし、それでも点数が高いということは「転職する人がこの会社に入ってよかった」と思える会社、ということですね。

 

平均残業時間は80時間、、、

まぁ120〜150時間程度、MAX250時間程度と見ておいたほうがいいと思います。

 

残業によるワークスタイルは以下のイメージです。

(残業月120時間の人)

120時間 / 平日22日 = 1日6時間程度

9:00〜17:00をワークタイムとすれば、9:00〜23:00の勤務で120時間ですね。

土日は休めると。まぁコンサルとしては普通というか、これでも少ないくらいでしょう。

(残業月250時間の人)

250を平日と休日に分解します。

平日 180時間 =1日9時間程度

9:00〜2:00の勤務

まぁ3:00に家着いて5時間寝て9:00に出社なら、いけなくもないですね。

休日6日×12時間=72時間 9:00〜21:00

休みの日は少し少なめに見積もります。

これでも月に3〜4日くらい休日取れるので、まぁ大丈夫でしょう。

250時間が覚悟できない人は外資系コンサルはやめておいたほうがいいですね。

 

 

DTCからのキャリア戦略

Vorkersのくだりでも説明した通り、基本的に若いうちに転職する人が多いです。

転職というと、その会社が嫌で辞める、という印象を持ちがちですが、決してネガティブなものばかりでもありません。

こうした会社に入る場合はずっとこの会社にいることはほぼありませんので、転職前提、実力をつけるために入る、という心持ちでいきましょう。

 

上に記載したくらいの業務量であっても、楽しい仕事をしていれば自然と時間が過ぎているので苦になりません。好きなゲームなら1日ひたすらやり続けられるでしょう。それと一緒です。

 

DTCからの転職理由は主に以下のようなものかと思います。

・コンサルはあくまで人の手伝い、事業会社で自分でやりたい。

・コンサルとしてステップアップのため経営戦略系に行きたい。

・キャリアの幅を広めるためにM&Aアドバイザリー等をやりたい

・どうせこれだけ働くのであればもう少し給料のいいところに行きたい

・これからの時代を創るのが面白く、ベンチャーのIPO支援等をしたい

 

というところで、DTCから次のステップは以下のような転職先が考えられます。

・大企業の事業企画、生産管理、経営企画系職種

・ベイン、マック、BCGへの転職を見据え海外MBA取得

・外資系投資銀行(ゴールドマン、ドイチェ、モルガンスタンレー等)

・監査法人系のM&Aアドバイザリー会社

・ベンチャー企業の社長補佐的な役割

 

DTCの選考攻略法

基本的には

・書類選考+webテスト

・人物面接

・ケース面接

の3つのタイプで選考を行います。

それぞれのポイントを解説していきます。

 

・書類選考+webテスト

学歴は基本MARCH関関同立以上です。

WebテストはベーシックにSPI等でやるケースが多いです。

コンサルである以上

「勉強して理解して正解を導ける」

という力は重要ですね。最近は特に私大は推薦で入る人間も多いので、SPIの点数で見たほうがわかりやすいです。

 

ESはそんなに気にしなくてもいいです。SPIでちゃんと点数取れていれば書類選考は問題ないはずなので、webテスト頑張りましょう。早慶やMARCH関関同立でもSPI失敗すれば普通に書類で落ちます。

 

・人物面接

ここは会社とのカルチャーフィットを見ます。

先ほど記載した通り、正統派の会社さんなので

「誠実さ」「真面目さ」「ちょっとしたユーモア」くらいが見えるといいですね。

そしてハードワークですので、

「何かをやりきった経験と、そこでハードワークしたこと」を

話として出せるといいと思います。

 

・ケース面接

ケース面接で見るのは、ズバリ「論理的思考力」と「ストレス耐性」です。

高額な報酬を顧客からもらって仕事をするコンサルタントは時に顧客から

「高い金払ってその仕事かよ!」とお客さんからお叱りを受けることもあります。かっこいい仕事ばかりではないんですね。

 

そんな時にしょんぼりしたりテンパったりせずに誠実に顧客に向き合えるポジティブさが求められます。

 

「そこまで考えが至っておりませんでした。申し訳ございません。ところで、ご要望にお応えするために幾つかヒントを頂いたいのですが」

とか、素直に謝ってそれでも次に進もうとする力強さが必要になります。

 

ケース面接の時は面接官がロジカル勝負を仕掛けてくるので若干高圧的に見えます。コンサルになってもクライアント企業の偉い人がたくさん出てくるので、常に目上の人と仕事をすることになります。

 

こんな時にでもしっかりと対応出来る、肝の座り方をしておけばいいでしょう。

 

以上、デロイトトーマツコンサルティングについて見てきました。

監査系コンサルの中では最も王道、正統派の会社さんです。

面接もあまり変化球投げてこないので、しっかりと来た球を返しましょう。

 

みなさん健闘を!

 

 

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