【企業分析&攻略法&将来のキャリア】EY JAPAN

【企業分析&攻略法&将来のキャリア】EY JAPAN

ボストンキャリアフォーラムで受けるべき企業として紹介した会計系のコンサルティング企業について、次はEY JAPANです。日本では最大手の新日本監査法人のグループで幅広く事業を手がけています。裏腹で、EYは特色が掴みづらいので、しっかり研究しましょうね。

 

EY JAPANの特徴

 

会計BIG4のうち、EYは日本で最大規模を誇ります。新日本監査法人のグループで、霞が関ビルに入居してます。PwCに比べると若干オフィスも地味め、デロイトに比べると少し大人しめの人が多いですね。しかし、例えばスポーツビジネスコンサルティングを会計系では唯一の専門部署として持っているなど、非常に興味深い取り組みをされる会社さんです。

 

例えば、あなたが国や都の職員であったとして、会計系のコンサルティングと何か仕事をしようと思ったら、まず声をかけるのはNo.1企業にしよう、とか思いますよね。なので、No.1でいることによって面白い案件がたくさん入ってきます。

 

EYの「ヒト」「モノ」「カネ」

「ヒト」

EYの人たちは正直少し面談したくらいではこれ、と言って特色がわかりません。。。残念。

しかし、長く付き合ううちに人の良さが滲み出てくるタイプの人が多いです。

そういう意味では落ち着いた優しい人が多いですね。

 

IPOの準備をしようとシニアパートナーさんのところに面談に行った時も、非常に丁寧に接していただき、ジェントルでした。うん、ジェントルです

 

勢いがあるわけではないので、デロイトやPwCが好きな人からすると少し物足りなさを感じるかもしれませんが、人の良さ、誠実さが特徴的な会社さん、という印象です。

 

給料水準はデロイト、PwCよりは少し劣るかもしれません。

でも、世間一般で言えば充分な高給取りではあります。

いつも通り、役職の呼び方は間違っているかもしれませんが、、、残業込みで以下のような水準かと。

 

20〜20後半 コンサルタント 450〜600万程度

20後半〜30中盤 シニアコンサルタント 800〜1,200万程度

30中盤〜  パートナー 1,000〜1,500万程度

30後半〜  シニアパートナー 1,500〜2,500万程度

 

ちなみにどこのコンサルもそうですが、パートナーになると残業代がつかなくなるので、シニアコンサルタントの後期より給料が落ちる仕組みです。。。

 

30前後を見ると平均して800〜900万をくらい、35歳で1,200万くらいでしょうかね。

普通はこれくらいもらえれば充分ではあります。

 

 

勤務はデロイトやPwCに比べればもう少し落ち着いている印象があります。

一緒に仕事していた時もメールが来る時間が深夜になっていたことはそんなになかったような。EYで働いていた方に話を聞いてもそこまででもありませんでした。

 

退職者は相応に多いです。

全体の人数がそれなりに多いので仕方ないですね。

 

「モノ」

こちらも、もちろん「モノ」はありませんね。

あくまで印象ではありますが、デロイトやPwCほどに人材育成に熱心という感じは受けません。上記2社が成長意欲の高い人の集まりだとすると、もう少し安定志向のある人たちの集まりのような気がしています。

 

ただ、先ほどのスポーツビジネスコンサルティングなど、面白い仕事をいくつも手がけていますし、EYがシンクタンクのようにレポートを出すのですが、そちらの質が非常に高くいつも重宝していました。

ベンチャー支援も積極的で、日本でIPOをしようとすればEYかデロイトです。ベンチャー支援自体は監査法人が監査で支援しますが、コンサルはベンチャーと大企業のネットワーキングイベントやこワーキングスペースでのイベント運営などで活躍しています。

 

EYの業界内でのポジショニング

 

何度か申し上げている通り正直に言うと、会計系4社のポジショニングはあまり差別化できるものはありません。だいたい同じようなメニュー、同じような顧客規模を持っています。

 

その中でもEYは日本のおいては最も総花的に様々なことができる会社、と考えて間違いありません。

次に、BIG4の間での比較をします。

 

EYが明らかに強みを持つのは日本企業のクライアント数です。

新日本グループは日本で最も多くの上場会社監査を担当しています。よって、日本の大企業で一番多くの取引を持っているのはEYです。

日本企業を支えていきたい、海外展開を支援したい、などを考えてらっしゃる方にはいい環境かと思います。

 

 

コンサル業界でのvorkersの総合評価を比べてみましょう。

EY JAPANは2.8と低いですね〜。

 

なんででしょうね?個人的には低すぎる評価だと思います。安定志向の人が入ったらちょっと勝手が違った、というような採用のミスマッチですかね。

正直ここまで悪いスコアの会社じゃないですよ。

多分、デロイトやPwCの方が勢いがあるので、隣の芝生は青い、じゃないですけど、外が綺麗に見えているので相対的に自分たちを低く見がちなんだと思います。

平均残業時間は50時間、、、

まぁ100時間程度は見ておいたほうがいいと思います。

 

残業によるワークスタイルは以下のイメージです。

(残業月100時間の人)

100時間 / 平日22日 = 1日5時間程度

9:00〜17:00をワークタイムとすれば、9:00〜22:00の勤務で100時間ですね。

コンサルを目指す人にとってはちょっと物足りないかもしれません。

これくらいは普通の会社でもあり得るものです。

よく、残業80時間を超えて追い込まれて自殺したりすると、労災認定されますね。会社の仕事がきつすぎたせいだと。

 

外資系コンサルを目指す人は100時間で精神を病むようなヤワさではいけません。

 

EYからのキャリア戦略

うーん、デロイトやPwCに比べると、退職する人は少ないのではないでしょうか。長く勤められるのはいい会社のしるしなのですが、外資系コンサルだとそれでいいのか?という気もします。

デロイトやPwCに比べると大人な会社だと思います。

 

なので、ぶっちゃけそこまでTHE・外コン、という感じでないんでしょうね。

 

EYからの転職理由は主に以下のようなものかと思います。

・コンサルはあくまで人の手伝い、事業会社で自分でやりたい。

・キャリアの幅を広めるためにM&Aアドバイザリー等をやりたい

・ベンチャー企業を担当していて、世の中を自分たちのサービスでよくしたい

 

正直そこまで退職者が多い、という感じはないですが、あえて言うと上記の通りかと。M&Aアドバイザリー系に行く人は多いですね。ゴールドマンやモルガンのようなギラギラ系に行く人は少ないでしょうね。

同じく会計系のアドバイザリーに行く人が一番多い印象です。(あくまで印象です)

 

会計系のアドバイザリーとIBDは結構違って、会計系のアドバイザリーだと仕事の8割くらいはいわゆるデューデリジェンス(企業実態把握)とバリュエーション(企業価値評価)です。IBDは使う側、デューデリやバリュエーションは使われる側です。

 

個人的には使われる側は面白くないかと、、、相手の都合に合わせて仕事しないといけないですしね。一方で、外資系や日系のIBD、M&A系の人と仲良くしていけばある程度の案件を手に入れることができるから、楽といえば楽ですが。

 

一方、EYもデロイト同様ベンチャー取引に強いので、ベンチャーの管理系職種に行く人は何人も見てきました。ベンチャーのイベントも力入れてやっていて、非常に大規模かつベンチャーにも有意義なものになってました。

 

これは個人的には非常に良いキャリアかと思います。コンサルは特定分野に強くなりますが、ベンチャーの管理系職種はなんでもやらないといけないので、専門性と普遍性の両方がつきますね。

 

 

EYの選考攻略法

基本的には選考方法は変わりません。

・書類選考+webテスト

・人物面接

・ケース面接(フェルミ推定とか)

の3つのタイプで選考を行います。

バランスよく見られるかと思います。

 

それぞれのポイントを解説していきます。

 

・書類選考+webテスト

PwC同様ですが、ここは意外にも学歴はそこまで重要ではありません。

言葉が悪くてすいませんが、日東駒専クラスの学生も内定を取ることは可能です。

WebテストはベーシックにSPI等でやるケースが多いです。

他の会社とそんなに変わらないので、気負わずにやりましょう。

 

・人物面接

ある程度面接はスタンダードです。

どんな人生を歩んできたのか、どんなことを頑張ってきたのか、なぜコンサルを受けているのか、その中でなぜEYを志望したのか、等。

どこでも聞かれる質問なので、全部用意していきましょう。

 

なぜEYなのか、というのが見つけづらいです。

「公務員みたいだから」とは言えないですよね。。。

「世界で戦う日本企業の役に立ちたいと思っているが、どのように自分が役立てるかまだわからない。日本最大規模で幅広く事業展開をしているEYで自分の視野と可能性を広げ、努力をして顧客の役に立つことで貴社にも貢献したい」みたいな感じでも大丈夫です。

ただ、「今の時点でどのような業務に興味があるか」は話せるように準備をしておきましょう。

 

・ケース面接

ケース面接はお題設定がある、もしくはフェルミ推定くらいですね。

フェルミ推定はいろんなところに対応策があります。

フェルミ推定はMECE(もれなくだぶりなく)だけ気をつければ大丈夫です。

 

例えば「日本に美容室はいくつあると思いますか」みたいな問いです。

まず男性向け、女性向け、その他向けとすると、全人口を全てカバーできますね。

次は年齢で区切ってみます。10歳未満、10〜20歳、21歳〜30歳とか年齢で行っても区切れます。

ここからもう少し深堀をしていけばいいでしょう。

 

人口×美容室利用回数/美容室の平均キャパ

 

でも出るのですが、「人口」が広すぎたり、美容室の利用回数は人によってまちまちだったりしますので、もう少し細かいメッシュに区切らないといけないと思います。

 

あとは志望度ですね。

正直、デロイト、PwCの方が人気があります。なので、「第一志望です」と言ってくれる学生の方が内定は出しやすいです。

嘘をついて欲しくはないので、本当に第一志望の人はしっかり第一志望と伝えましょう。嘘はダメね。

 

以上、EY JAPANの概要、キャリア、面接対策でした。

ぶっちゃけ面接を受けていても「本当にここでいいのかな?」と思う方も出てくると思います。ある程度腰を落ち着かせて、真摯に長期的に仕事に取り組む志向の方は合うと思います。

 

とはいえ、ハードルは相応に高いことは間違いありませんので、頑張ってくださいね。

 

それでは、失礼します。

業界企業研究カテゴリの最新記事