毎年「総合商社第一志望、メガバンクが第二志望です」学生が大量発生します。3大財閥の一角、住友商事は、他の商社に比べると受かる学生の質がちょっと違います。それは、チームワーク重視、というところです。住商への最短内定ルートをお伝えします
※本記事は管理人の過去の学生からの生の情報と客観的データを元にした考察をベースに作成しています。学生からの情報が現在の状況と異なっている可能性もありますので、ご了承ください。
【会社概要】
ヒト
●目指すべき企業像
「私たちは、常に変化を先取りして新たな価値を創造し、 広く社会に貢献するグローバルな企業グループを目指します。」
ぶっちゃけ、超普通ですよね。特徴がない、、、
実は、様々な経験を乗り越えてきた会社というのは、一つの普遍的な価値に行き着くんです。
例えば「メルカリ」という会社がありますね。
メルカリの経営理念は以下の通りです。
「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」
はい、とてもわかりやすいですね。マーケットプレイスを創る会社なんです。
じゃあ、マーケットプレイスがうまくいかなかったらどうするんですかね?
そうなんです。昔から栄枯盛衰を重ね、生き延びてきた会社というのは、常に自分達の形を変えてきました。
そうすると、ビジネスに普遍的に共通する1つの価値観に行き当たるんです。
この経営理念は、歴史がないことには作れないんですよ。
住友400年の歴史があるからこそ作り出せる、超普遍的企業理念なんです。
それこそが特徴なんです。すごくないですか?
●大切な文化
目指す企業像はありつつ、住商は「住友らしさ」を大切にしている会社です。
住友らしさとは
「信用・確実」
「浮利を追わず」
「公利公益」
の3つが主なものです。
古い言葉では以下のような言葉があります。
自利利他公私一如
「住友の事業は、住友自身を利するとともに、国家を利し、社会を利するほどの事業でなければならない」
他の総合商社に比べるとより「公益性」のようなものを求めているように見えますね。
そして特徴的なのは「浮利を追わず」「確実」という言葉です。
「なんかよくわからないから儲かる」というのは長くは続かないですね。
「公利=人の役に立ち」「確実=長く続けられる」
実態のあるビジネスをやっていこう、というのが住商精神の特徴です。
●社員数
連結 63,299人
単体 5,338人
連結の社員数では三菱商事より少し小さい、三井物産よりも大きいくらいです。
●平均勤続年数
平均年齢42.7歳、平均勤続年数18.4年
つまり、ほとんどは新卒で入社し、そのまま住友商事でキャリアを積む、ということです。
物産とかに比べると確かにあまり中途採用をしているイメージはないですね。
落ち着いて新卒が長く働ける環境なんだと思います。
●平均年収
1,304万円
これは三菱商事や物産同様、一般職も含んだ年収です。ここから総合職、一般職の給料を想定してみましょう。
総合職と一般職の比率は採用では3:1で総合職が多いですね。
一般職は退職率も高いですから、全従業員中の総合職、一般職比率を6:1と仮定、仮に総合職が一般職の給料の2倍程度と仮定をすると、、、
総合職の平均年収は42歳で1,404万円
一般職の平均年収は42歳で702万円
三菱商事、三井物産と比べると若干低いですね。
まぁそれでも一般的なサラリーマンと比べると十分な年収なのですが。
●Vorkers 点数と特徴
住友商事の特徴は
すべてに平均的
ということです。ダメなところがそんなにないですよね。
しかし、三菱商事、三井物産、伊藤忠商事に比べると、明確に総合点数が低いです。
特徴がない分、「好き嫌い」が出づらいんでしょうね。
例えば伊藤忠はめっちゃカラーがあるじゃないですか。同じような属性の人が集まれば心地いいので、評価は高めに出ますよね。
住友商事はもう少し自分たちの特徴を定義できるといいのかもしれません。
あえて言うのであれば
「社員の士気」がめっちゃ低い数値になっています。
個人的な意見ですが、これは「総合商社NO.3」の座を伊藤忠に奪われたことが大きいような気がします。
社員さんはとてもいい人ですし、優秀で人当たりのいい人が多いです。
人材としては全く他の総合商社に遜色ありません。
一方、Vorkersにコメントを書いたり評価をする人は退職する人が多いです。
なので、会社に寄りかかっているような人が辞めるときには
「どうせ3番手から落ちちゃったしな〜」とその人が士気が落ちているだけで低めの点数をつけていると。
なんとなく、住友商事の人と会うと全然士気が低い感じしないので、若干GAPを感じるところです。
●主な卒業生
堀 義人(グロービス経営大学院大学学長)
そう、実は三菱商事同様に卒業生で活躍している人材というのは思ったほど見つけられないのです。
中途採用もそんなに多くないので、「転職」というのを社員が意識することも少ない、ということもあるでしょう。
この辺は外部人材を多めに入れる三井物産とかと少し違うところです。
住友商事って、総合商社の中ではとても居心地の良い会社と評価をされることが多いです。
なので、あえて外に出る理由があまりないんですよね。
モノ
事業部門を紹介していきます。特徴的なのはメディアの事業ですね。
金属事業部門
鋼板、軽金属、輸送機金属製品、自動車金属製品、鋼管などを扱います。
東南アジアとアメリカ東海岸、南部、オーストラリア、中東、欧州と世界中にビジネスを広げ、金属、金属加工品を供給する総合商社の伝統的なビジネスモデルですね。
いわゆる金属事業はどの総合商社にもある花形の部門ですね。
【会社の説明】
多様な産業の基幹素材である金属製品を扱う当事業部門は、鉄鋼メーカーの高品質・高性能な製品を世界中に届けるとともに、国内外のパートナーとの事業活動を通じて、社会の発展に貢献しています。
我々は、素材としての「金属を売る」ことにとどまらず、常に「金属を使う」お客様目線でビジネスを考え、社会や顧客が抱える課題や日々新たに生まれるニーズに対して解決策を提供することに取り組みます。
また、デジタルトランスフォーメーションによるビジネスモデルの高度化などを通じて、サプライチェーンにイノベーションを創造することにも挑戦します。当事業部門は、新たな金属製品の需要を創出し、社会とともに持続的に成長していくことを目指します。
輸送機・建機事業部門
・リース、船舶、航空宇宙
・自動車(自動車流通、自動車製造、自動車モビリティ)
・建設機械
が主な事業です。リースがここまで収益性が高いのは住友商事のみです。三井住友銀行グループと共同運営にすること、資金調達力が増し、世界中のリース会社を買収したりと、かなりの規模感になっています。業界ランキングだとオリックスとかが上にきますが、グローバルに展開して規模感を持っているのは住商系が一番だと思います。
(会社説明)
「中期経営計画2020」においては、かねてより当事業部門が強みとしているリース・ファイナンス事業、グローバルに広がるバリューチェーンを持つ自動車・建設機械事業、および船舶・航空機関連事業をベースに、各事業ドメインを柔軟に拡大・進化させながら持続的な成長を目指します。
具体的な施策として、リース・ファイナンス事業を高度化し全社のプラットフォームとしてシナジーを追求する他、次世代モビリティ社会を見据えた新分野への投資・事業開発を既存プラットフォームに掛け合わせ、新たな価値を創造します。
また、製造事業領域においても、素材革新への対応、新たな要素技術およびエンジニアリング機能の取り込みなどを通じ、イノベーション実現に挑戦していきます。
インフラ事業部門
社会インフラ事業、物流インフラ事業、電力インフラ事業あたりですね。
ここは学生さんにとても人気のある部署ですね。
途上国に発電所作ったり、先進国で代替可能エネルギーの発電所を作ったり。やっていることは割とわかりやすい。稼ぐのはまだまだ古くからの火力発電所だったりしますが、少しずつ洋上風力開発のような案件も増えてきています。
(会社説明)
当事業部門は、社会の変化を先取りし、地域・顧客のニーズに応える新たな価値創造を通じて、社会発展に広く貢献する機能集団を目指します。
環境意識の高まりを受け、世界的に温室効果ガス排出抑制に向けた取り組みが進む一方で、新興国では、急速な都市化進展・人口増を背景に、社会インフラ整備が喫緊の課題となっています。
こうしたさまざまな社会課題の解決に貢献すべく、各国の社会・産業ニーズに応じたインフラ整備・拡充を通じ、地球環境との共生および地域と産業の発展に寄与する取り組みを推進しています。
先進諸国においては、再生可能エネルギー発電などの環境配慮型インフラ整備に注力するとともに、新興国では、電力・水不足の解消、交通インフラ・物流網の整備などを通じ、地域の発展、人々の生活基盤の構築に取り組みます。
メディア・デジタル事業部門
・メディア事業
・スマートプラットフォーム
・デジタル
と、総合商社の中でも特徴的なのがこの分野での実績です。総合商社は「小さく生んで大きく育てる」というインターネットビジネスが苦手なのですが、その礎となるインターネットのインフラの分野で実績を持っているのが住友商事です。
「最先端の」みたいな表現がありますが、商社ならではのIoTのような分野ではより強みを発揮してほしいところですね。
(会社説明)
メディア分野では、日本最大のケーブルテレビ事業であるJ:COM、テレビ通販事業のジュピターショップチャンネル(株)に加え、成長が見込まれるデジタルメディア関連事業に取り組み、収益基盤の強化を進めます。
デジタルビジネス分野ではITサービス事業を展開するSCSKとの一体運営により住友商事グループ全体のICTプラットフォームの機能強化を図り、デジタルトランスフォーメーションを加速させます。また、ベンチャー投資を通じて先進テクノロジーを取り込み、全社のイノベーションを推進します。
スマートプラットフォーム分野では携帯電話販売事業の(株)ティーガイアやミャンマーでの通信事業などを中心に、国内外での各種事業の拡大およびスマート社会の基盤構築に取り組んでいきます。
生活・不動産事業
ライフスタイル・リテイル事業、食料事業、生活資材、不動産
食料とかリテールはスーパーのサミットとかドラッグストアのトモズですが、ここの肝はやはり不動産開発の事業です。銀座の松坂屋跡地に作られた銀座SIXなどにも出資して参加していたりしますが、多くの特徴的な不動産事業に取り組んでいます。スマートプラットフォームの肝となる部門ですね。
(会社説明)
当事業部門では、ライフスタイル・リテイル、食料、生活資材・不動産の各分野における商品やサービスを提供しています。
ライフスタイル・リテイル分野では、食品スーパーなどのリテイル事業やドラッグストアなどのヘルスケア事業、繊維事業を通じて、消費者の多様な価値観に対応するビジネスを拡充していきます。
食料分野では、青果や食肉を中心とした生鮮流通の拡大と穀物などの分野における安定した事業基盤づくりを目指しています。
生活資材・不動産分野では、環境に配慮した森林事業、バイオマス事業の拡大に努めます。また、オフィスビルや商業施設、住宅、物流不動産、不動産ファンド事業などを柱とし、海外事業にも積極的に取り組んでいきます。
資源・化学品事業
資源、基礎化学品・エレクトロニクス、エネルギー、ライフサイエンス
どの総合商社にもある、資源、エネルギー系の部門です。物産や商事に比べると強みがあるか、と言われればそんなにはありません。三菱商事や三井物産がこの分野で2,000億の利益を上げているのに対し、800億くらいですからね。
(会社説明)
人口増加、所得増加、都市化のマクロトレンドから生じる鉱物資源・エネルギー・食料不足といった需給環境の変化や、IoT化をはじめとする産業の変化を踏まえ、「地球環境との共生」を図りつつ「地域と産業の発展への貢献」を目指します。
また、世界各地の現場で働く仲間たちの「人材育成とダイバーシティの推進」に取り組むことで、人々の「快適で心躍る暮らしの基盤づくり」に努めます。
資源・エネルギー分野では、中長期的に大きな収益貢献が可能となるリスク分散の効いた事業ポートフォリオを構築し、産業界に対して広く安定供給に努めます。
化学品・エレクトロニクス分野では、成長する産業分野に対して、差別化および高収益が期待できる付加価値の高いサービスの提供と原材料の供給を推進します。
カネ
売上高
実は、住友商事の業績は調子いいんです。
売り上げは資源価格の暴落を受けた2016年ですら微増程度で収まり、右肩上がりの線を綺麗に描いています。
後で解説しますが、「事業ポートフォリオの均質化」が非常にうまくいってまして、どこかの部門がうまくいかなくともどこかがカバーできる、という構造になっています。
当期利益の推移
利益水準も綺麗な右肩上がりですね。これは金属資源系の事業の業績回復が大きいのですが。少し前に住商はシェールオイルでかなりの大損を出したことがあるので、そこから回復してきましたね。逆に言うと、足を引っ張るものさえなければ安定的に利益を出せる体質である、ということですね。
事業別実力比較
事業別にみると伊藤忠商事のように、突出したスターというのがいません。
一方で、このROAが全て5.0〜6.0の間に収まる、という非常に高度な経営体制をとっていることがわかります。経営基盤の強さは総合商社の中でもトップでしょうね。
これが経営理念に出てくる「確実性」の表れかなとも思えます。
規模は大きくないが実力のあるエネルギー系事業
三菱商事のエネルギー事業は純利益203億、ROA1.0%
三井物産のエネルギー事業は純利益486億、ROA2.5%
住友商事のエネルギー事業は純利益357億、ROA5.0%(インフラ事業)
突出してROAが高いが特徴です。
案件の選別、収益体質の作り方など、非常にうまいんでしょうね。
逆にエネルギー系の事業に傾注していないからこそ、いい案件だけを選んでやる、という体制ができているのかもしれません。
三菱商事、三井物産、伊藤忠と大きく異なるのは、収益部門が輸送機、建機、メディア・デジタル・不動産という、いわゆる「総合商社らしくない」部門にあることです。
会社としての実力は相当にありながらも、採用の面でトップ3つとの差が出てくるのは、学生さんから人気のある金属、資源系よりも地味なところに強みがあるから、というような気がします。
【採用攻略】
内定数
「女性採用に強い住友商事」という特徴がよく言われますね。
こんなイメージがりますが、内訳として実は総合職女子はそんなに多くないんですね。振り切って女性を採用しない伊藤忠は置いておいて、三菱商事や三井物産と比べるとむしろ女性比率低いくらいじゃないかと思います。
周りが一般職の採用を減らしていくのに対し、住友商事だけが一般職、事務職の採用を継続しています。
世間的にはAIに取って代わられるのがこの一般職、事務職の仕事と言われていますが、この戦略をどう捉えるか。個人的にはあまり良くないと思いますw
※採用数は2017年まで会社公表、2018年は全体数は会社公表、内訳は推計
大学別の就活難易度(管理人の推計です)
住友商事の特徴は、関西の採用に強いことですね。
住友自体が元々関西発祥の会社なので、大学別で見ると関西からの採用がわりと多い、となります。
基本的に採用担当者は昨年の大学別採用者数から、今年はどれくらいどの大学から採用するか、を考えるので、これはもう会社の文化ですね。
総合商社は大学レベルでいくと早慶でギリ、MARCH関関同立クラスになると年に一人とか、それくらいです。MARCH関関同立から採用されるのは体育会のスーパースターくらい、例えば明大ラグビー部キャプテンとか、中央水泳部主将とか立教野球部キャプテン的な。そんな感じです。MARCH関関同立くらいの大学で総合商社を受けるのであれば、まず体育会かどうか。そうでなければ「自分はMARCHレベルでは突出している」と自信を持って言えるくらいのレベル感でないとそもそも受けても仕方ないですね。
一般職、事務職の大学別だと早慶上智あたりが一番多いと思います。あとはもう横ならびですが、有名女子大、MARCH関関同立くらいまででほとんどの枠は埋まると考えたらいいでしょう。
住友商事の一般職、事務職は本当に美人が多いのが特徴です。。。
【コラム:経営戦略上手は採用ベタ。学生はミーハーだから。】
住友商事は若干上位大学において内定辞退率を高めに想定しています。
やはり三菱商事、三井物産に受かって住友商事に行く、という学生が少ないので、採用力という意味では若干劣後します。
これは総合商社を志望する学生のうち、8割くらいが資源、エネルギー系を志望するとからです。
先ほども出てきた通り、住友商事は事業ポートフォリオでいくと資源やエネルギーに偏らない経営を見事に達成しています。
特定の産業に偏らないというのは経営戦略的に行くと非常に素晴らしい戦略でして、それを実践できる会社はほとんどありません。
しかし、この素晴らしい特徴が逆に「資源、エネルギー好き」の学生からすると物足りなく見えてしまうんですよね。
そして「経営戦略」とかをやりたい学生はマッキンゼーやBCG、ベインに持って行かれる、とすると非常に採用戦略は悩ましいポジションになる、というのが住友商事の難しいところです。
それでも、大学別に見れば
東大、京大レベルであれば15人に1人が採用されるくらい。
早慶レベルだと30〜40人に1人が内定するくらいと、高い倍率であることは間違いありません。
選考のフローと内容
ここからの選考にかかる部分は私が実際に選考を受けた学生からヒアリングをしたものです。
ES
ESは他の会社の採用と同様にあります。内容は普通のようです。
少し文字数が多いのと、バクっとした質問なので書き方に少し困るくらいですかね。
書類選考の時点ではあまりESが見られることないのですが、面接は基本的にESをベースに進められると思いますので、「面接で突っ込んで欲しいこと」「話したいこと」を書いたらいいと思います。
テストのバーは高いです。偏差値60くらいで足切りになるでしょうから、対策はしっかりやってください。
そして住商のテストは全て英語でやる、というハードシップの高いものです。頑張って下さい!
テストは玉手箱とか、GABとか言われるSHL社のテストを使います。
SPIに比べると、学歴との相関が低く、地頭の良さがわかるテスト、と言われています。
上位大の中にも、単に「勉強のできる人」がいますが、そうした人を省こうということですね。
過去のES出題例は、以下のようなものでシンプルです。
・「住友の事業精神」について、共感できる言葉一つとその理由。(200文字以内)
・住友商事に伝えたいこと。(300文字以内)
・志望理由(200文字以内)
面接
面接も基本はシンプルのようです。
グループ面接1〜2回
個別面接1〜2回
計4回程度の面接を行います。
自分の人生の過去、現在、未来について、しっかりと語る準備をしていきましょう。
一番踏み込んで話を聞いてくるのが三井物産の人事だと思います。
住友商事の人事はある程度「欲しい情報を取りに来る」というイメージが強いです。
なので、相手の質問に対して相手の求めるものをしっかりと回答できていないとそれだけで判断されてしまう可能性があるので気をつけて下さい。
志望動機は
「なぜ総合商社なのか」
「なぜ住友商事なのか」
は必ず聞かれます。
企業分析と自己分析をつなぎ合わせて、
「なるほど、あなたの生き方を考えると確かに住友商事ですね」
と思わせることができれば勝ちです。
インターン
インターンシップは採用において最も重要なイベントになりつつあります。例に漏れず、住友商事も総合職内定者の多くはインターンで優秀という判断をされた人でしょう。
住友商事の採用に一番近づくためには、まずインターンで活躍すること、を目指しましょう。
受かる学生の傾向
毎年住友商事の内定を取る学生を見てきたので、その共通項を考えてみました。
尖り過ぎず紳士
住友商事の社員さんを他の商社に入る人と比べると、個人的な印象ですが、「尖り過ぎていない」というイメージです。
割とスマートな紳士なイメージ。カテゴライズすると
紳士 → 三菱商事、住友商事、丸紅
突出 → 三井物産、伊藤忠商事
こんなイメージです。能力は高いのだけど、謙虚で紳士、いかにも周りから信頼されるタイプの人。
こんなイメージが住友商事です。
「自然体で優秀」
住友商事の人はあまり背伸びをするタイプの人ではありません。伊藤忠なんかは背伸びをして自分にプレッシャーをかけて追い込んで頑張る、みたいなイメージですが、住友商事はもっとロジカルなフィージビリティとファクトとロジカルさを元にビジネスを組み立てていくイメージです。
面接もかなり自然体で雑談のような。でもその話の中に必ず意図があって、相手を見極めようとしている、という。優しいけど油断ならない人たちです。
住友商事の場合は自然体で勝負していい会社だと思います。それが見えないとむしろ評価されないと思います。
協調性と味のある人
他の総合商社に比べると、住友商事の社員さんってすごい仲がいい感じがします。
チームワークを重視した仕事をしているんでしょうね。なんとなく感じる雰囲気もなんかすごい心地いいんです。
飾らず、気取らず、周りといい関係を築きながら物事を強力に推進する。こんな人材が求められます。
そして、自然と周りに人が集まるような人ですかね。
合コンではお持ち帰りのためにもチームプレー、全力で勝負かけに行くので女子受けはよくないようですが。
一般職、事務職
内定数
内定数は前に出てきた表の通りです。
毎年減っていってますね、、、一般職、事務職は全般的にAIによる仕事の代替、が進んでいき採用は減少傾向です。
大学別の就活難易度
一般職、事務職は主に以下の大学です。
慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、東京外国語大学、国際基督教大学、明治大学、立教大学、青山学院大学、中央大学
おそらく3,000人応募の30名合格で倍率100倍とか。そんなイメージです。
総合職以上に、実は一般職、事務職も倍率が高いかもしれません。しかも高学歴です。そして容姿が求められます。あの美人の並びは絶対顔で選んでますよね。
受かる学生の傾向
一般職、事務職は割とわかりやすいのですが、いわゆる秀才タイプが受かりやすいです。
あまりバイタリティがどうとか、というのは不要で、頭の良さと人当たりの良さがあれば。
あと、ぶっちゃけ見た目です。特に総合商社の中で、住友商事の一般職、事務職の女性は一番綺麗な人が多いと思います。
選考対策に最も有用な自己分析ツール
総合商社、住友商事に採用されるには、小手先のテクニックや見せ方では限界があります。
日本の学生の中でトップにいる自負と実績がなければ、内定するのは困難です。
商社に受かるようなレベルの学生は、自己分析的なものはあまり必要はないです。なぜなら自己分析を常にしながら自分の成長できるものを選択してここまできているから、ですね。
そうするとあと気にしないといけないのは、いかにわかりやすく自分の本質を説明できるか、です。
どんなに優秀な学生さんでも、自分のことを語ることに慣れている人は多くはいません。
その時に役に立つのが、以下の2つのサイト、offerboxとキミスカです。
逆求人サイトなのですが、もちろん総合商社、住友商事が逆求人してくるわけはありません。
総合職も一般職、事務職もなにも来ません。
ただ、このサイトの登録時に性格診断テストを受けるのですが、その情報を元に企業がオファーをしてくるくらい、わかりやすく自分のことを表現してくれる、その情報が学生に開示される、という特徴があります。
ここのテストで出た結果を元に面接の言葉も組み立てていけば、ある程度やりやすくなると思いますので、是非登録してみてください。
大手からベンチャー企業まであなたにオファーが届くスカウト型就活サイト【OfferBox】
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以上、住友商事の企業分析、選考対策を見てきました。
では。
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