元メガバンクで採用戦略担当していました。色んなところに就活系の記事があるのですが、企業からお金をもらって書いている記事がほとんどで、実態が見えません。企業分析、選考内容、金融各社の採用に対する考え方を、ここでしかわからないものを公開していきます。
参考記事:【学歴フィルターは?】りそなホールディングスの採用大学一覧|就職難易度,倍率も
【りそながあえてやらないこと3つ】
かなり独自路線を行く銀行なので、先に何が特殊なのか、何がメガバンクと違うのか、を見ておきましょう。
りそなのホームページを見てもらうとわかるのですが、
りそなが一生懸命やらないことが3つあります。これがりそながりそなたる、面白さです。
1 海外展開をやらない
2 証券業務をやらない
3 投資銀行業務をやらない
つまり、りそなはあくまで「商業銀行」であることを貫いているのです。
顧客にリスクを取らせるような証券業務はやらないですし、あえて海外に手を広げることもないのです。
商業銀行をたくさん統合して、間接コストを圧縮し、あくまで「商業銀行」の規模で利益を上げる。
これは一つの戦略ですよね。
アメリカに、ウェルズファーゴという銀行があります。
実はこの銀行、リーマンショックがあった後に世界で最も評価が高い銀行になったのですが、これがまさにりそなと同じようなスタイルの銀行です。米国内売り上げが9割で、海外展開をほとんどしません。
日本のメガバンクがどんどん海外の収益を増加させているのに対し、真逆の戦略となってます。
【銀行の基本】
そもそも銀行の基本的な機能は
間接金融と直接金融
銀行を調べると、この「間接金融」という言葉が必ず出てきます。
なんとなく意味はわかるのですが、意義が分かりづらいのがこの間接金融です。
何が間接?という説明はよくあるのですが、
なぜ間接金融が世の中に必要なの?と思うわけです。
間接金融から直接金融へ、は結局進まない
間接金融から直接金融へ、という言葉もよく聞きますよね。
でもこれ、20年くらいずっと言われている言葉です。
つまり、間接金融である銀行が直接金融である証券会社を取り込んでしまったので、もはやはあってないような言葉になってしまいました。
2000年代くらいにインターネットが流行して、誰でも大量の情報にアクセスできる時代になりました。
そうなると、今までは我々個人一人一人が、どの会社がいい会社でどの会社が良くないのか、というのを把握できるようになるため、直接出資をしたりお金を貸したりできるようになる。
最近でいくとクラウドファンディングなどがまさにこれに近いですよね。
しかし、世の中に数百万とある会社、プロジェクトを理解してそこにお金を出す、というのはやはり誰にでもできるわけではなく、集められるお金も限界があります。
銀行なら、とりあえずわからないけどお金を預けておくだけ、簡単な行動だけで世の中にお金を流通させることができます。
「非常にシンプルな仕組みで大きな社会的意義を担う」あたりが間接金融である銀行がなくならない理由です。
銀行は金融というより情報産業!?
さて、上記の話を見るとわかるのは、銀行の強みは
「数百万の会社からいい会社を見極めてお金を貸すこと」
にあります。
そして、そのほとんどの会社はその会社の財政事情、つまりお財布の中の情報は隠しています。
Googleで検索しても出てこないんですね。
つまり銀行は、この「企業財務」にかかる莫大な情報を持っているからこそ、世の中に存在する数百万という会社の中からいい案件を選別することができる。
これが、間接金融の社会的な意義であり、他に代替されない理由となっています。
だって、自分のお財布の中身なんてできれば人に教えたくないですよね?その教えたくない情報をたくさん持ってるわけです。長年のお客さんと銀行の信頼関係で成り立ってきたわけですね。
【りそな銀行あるある】
「りそな銀行あるある」
についてお話をしたいと思います。
りそなに関するぶっちゃけ事項ですが、個人の主観も入ってますので話半分くらいで見ておいてくださいw
メガバンクに落ちて行く人が多い?
A これはちょっと違うと思います。
なぜかと言うと、みずほのオープンがかなり内定出すのでメガバンクに入るのはそこまでハードルが高くないからです。
・純粋に「商業銀行」の業務に惚れている
・より地元密着での銀行業務を目指している
・転居を伴う転勤をしたくない
という思いが強い人は、メガバンクでなくあえてりそなを選ぶことも十分ありえるだろうと思います。
ぶっちゃけメガバンクだと事業が多角化していて何やるかよくわからなくなってきてますからね。
りそなはメガバンク?地銀?
A 地銀と思ったほうがいいです。
なぜかと言うと、やれる業務範囲はあくまで地方銀行と同じながら、規模が大きいだけだからです。
一個人として働くとすると、メガバンクのような幅広く海外や投資銀行、証券を絡めながらの仕事はできません。
求められる能力やマインドセットも違うと思います。
店舗数がメガバンクより多い?
A 日本一店舗数が多いのがりそなグループです。
近畿大阪、関西アーバン、みなと銀行を参加に入れたことにより、関西の主要地銀の多くがりそなグループになりました。
ぶっちゃけこんなに数いらないです。逆に言うと、ここの統廃合でまだ効率化の余地がかなりあると思います。
りそなの雰囲気は?
A 割とマイルドなお人柄の方が多いですね。
一緒に仕事をした人の中ではぶっちゃけ「普通」という感じです。
中には非常に優秀な方もいらっしゃいますが、そこまで多いという感じもないです。
たまにみずほとか三菱には変な担当いますが、逆にりそなのほうがある程度均質的にレベルは高いような。
採用はうまくいってそうな気がします。
世間の常識は銀行の非常識?
A はい、よく言われますし、実際そうです。りそなも例外ではありません。
「そんなことまで!?」と思うような、非常に細かい規則や厳しい決まりごとがあります。
正直うんざりするくらい規定が多いです。。。
ただ、お客様の大切なお金を扱う仕事というのも世間にあまりないので、
むしろ非常識なくらいでいいのではないでしょうか?
逆に銀行が普通のセキュリティレベルの会社だったら嫌じゃないですか?
関西の銀行?
A はい、基本関西です。りそなの母体となっている一番大きな銀行が関西地盤の「大和銀行」という銀行でした。
就活で昔の銀行を勉強するとたくさん出てきてもはや意味不明ですね。
関西みらいフィナンシャルもSMBC系の関西アーバンとみなとという、大阪、兵庫基盤の銀行ですし。
基本的には関西地盤の銀行ですね。
なぜ埼玉りそなだけ埼玉なの?
A これも旧「あさひ銀行」の流れです。さいたまで最も力のある地場銀行があさひ銀行だったのですが、これがりそなに吸収されているんですね。京都銀行、横浜銀行、静岡銀行、千葉銀行あたりは地銀でも力の銀行ですが、そのさいたまバージョンが埼玉りそななんです。
「埼玉」をつけることにより、「埼玉No.1」のプライドを保っている、と考えるんでしょうね。
そんなら全部「都道府県名+りそな」にして、それぞれの県でNo.1を目指す、みたいなことでも良さそうです。
東京の本店が丸の内でないのはなぜ?
A メガバンク3行は全て丸の内にでっかい本店がありますね。
りそなの東京本店は木場という、東京メトロ東西線で東京の中心から10分ほど離れたところにあります。
まぁ昔からの下町ですね。建物もそこまで大きなわけではなく。新しいビルで綺麗ですけどね。
先ほども申し上げましたが、基本大阪地盤の銀行なので、大阪の北浜の方にはかなり大きな本店ビルがあります。
メガバンクが丸の内に拠点を構えるのは「情報収集のしやすさ」と「格」と言われます。
そういう意味では
「情報収集のしやすさ」→インターネットである程度問題なくできる
「格」→「見栄?」もはや関係ない
ということなんだと思います。
たくさんくっつきすぎてまとまりがないのでは?
A 人事的に難しいことはあるでしょうね。どの銀行出身の人が偉くなる、とか。
ただ、戦略は難しいものがないので、ややこしさはあまりないような気がします。
頭取がいない?
A はい、りそなは頭取でなくて「社長」ですね。
そもそも頭取って何?
A これは諸説あって、「これ!」という説明はありません。
江戸時代に様々な役職を頭取と読んでいたり、「筆頭取締役」の頭取、という説明もありますし、雅楽の指揮者を「音頭取り」と呼ぶのでそこから「頭取」をとった、とも言われます。
「お金を返せなかったら頭をもぎ取る」という意味ではなさそうです。。。
どうすれば内定取りやすいですか?
A 最短内定には要は徹底的な自己分析、が必要なのですが、様々なサイトがある中で、Offerboxとキミスカの2つの自己分析ツールは有用だと思います。2つ登録して、内容を見比べる、というのがいいかと。
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そして東大、京大、早稲田、慶應あたりだとBizreach campusでOBOG訪問を活用して自己分析を深めていくのがいいです。
残念ながらそれ以外の大学だとOBOGの数が少ないので、別ルートのOBOG訪問を考えないといけないですね。
僕の考える就活の進め方はいかにまとめていますので、参考にしてください。
https://syukatsunohonne.com/472
【りそな銀行の歴史、文化】
さて、ここでりそなの歴史を見てみたいと思います。
下の図はりそなの歴史を紐解いたものなのですが、めちゃくちゃたくさん統合して大きくなっています。
(りそなフィナンシャルホールディングスHPより)
もうここまでくると意味不明ですね。。。
なので、「地銀連合体」ということで覚えておいてください!
「りそならしさ」というものは基本存在しないと考えたほうがいいでしょう。
いくら経営トップが頑張っても、ここまでぐちゃぐちゃに合併してしまうと、一枚岩になることはほぼ不可能ですね。
【りそな銀行の事業上の特徴】
りそなの現在の事業の特徴をまとめていきます。
実はトップクラスの高い収益性
実力はやっぱりメガバンクだよね、と思うかも入れませんが、実はりそなはかなりの効率経営銀行です。
メガバンクと収益性を比べてみたいと思います。
ご覧いただいてわかるかと思いますが、
「会社の成長度」「効率運営」でメガバンクの3行をしのぐ数字となっています。
無駄なことはしない、自分たちのやるべきことに集中する(変な猫は作りましたが)。だからこそ高い経営効率を誇る。
しかし、、、面白みとか、大きく化ける期待感は少なくなりますよね。なので業績はとてもいいのですが、時価総額が低いのはそのためです。
拠点数が日本で一番多い!?
拠点数が三菱UFJ銀行を超え、日本で一番になってしまいました。その数800拠点です。。。
特に関西で500もの拠点があり、かなり重複してます。
近畿大阪と関西アーバンだけでもかなりかぶってます。大阪の地銀が二つくっついてるんですもんね。
話題に乏しいの安定している証拠
メガバンクはとかくいろんなニュースがでますよね。
三菱はマネーロンダリングの不備で米国当局に制裁を食らったり、SMBCは前に金利スワップの不当な販売、みずほ未だにシステムトラブルが絶えません。
そこでいくとりそなは着実に仕事をこなしています。これだけたくさんの銀行がつっついているにもかからず、問題が起きないというのは素晴らしいですよね。
リテールNo.1戦略
超大企業のようなところはメガバンクはもちろん、ゴールドマンサックスなどの外資系の金融機関も熾烈な提案争いをします。決まれば一回で数億〜数百億儲かるような案件もありますが、大きな案件ほど競争が激しく、負けた時には無駄も多くなります。そこで、りそなは自分たちが勝てるポイントを絞って取引をします。それがリテールNo.1戦略です。
もちろん全部が全部うまくいっているわけでありません。リテールなんかはSMBCの方が強かったりもして、本当にNo.1かはまだわかりませんが、方向性とやることは整合していると思います。
3メガバンクと比べたりそなの強みの比較
さて、先ほども出てきた表です。
結局銀行のビジネスは
規模×収益性
の掛け算という、非常にシンプルな計算です。
1億円貸して1%金利をとったら=100万円
1億円貸して2%金利をとったら=200万円
ですね。
規模で圧倒的な1位は三菱で、りそなは6分の1しかありません。
規模はメガバンクには遠く及びませんが、効率運営は頑張って金利もそれなりにとってます。
しかしながら、時価総額という会社への期待度はあまり上がらないですね。
メガバンクの方が将来に対する投資を積極的に行っているので、大きく稼げる種を仕込んでいる期待感があります。
逆にりそなは真面目に銀行業務に邁進していくので、大きく化ける期待感は薄くなりますよね。
配当が欲しい個人投資家などには人気かもしれません。
【りそな銀行の組織解説】
さて、会社全体を理解するには、会社がどのように成り立っているのかを知る必要があります。
メガバンクに比べれば、りそなの組織は簡単です。
大まかに分けると
①顧客と向き合うフロント : 支店
②フロントを支えるミドル : 金融法人室、業務サポート室、決済企画室、市場企画など
③会社組織を支えるバック : ファシリティ管理、IT企画、コンプライアンス(法規制)対応など
の3つに分けられます。
大きな組織ではあるのですが、やっていることがシンプルなのでそこまで組織は難しくありません。
【職種、キャリア】
職種の種類
りそなの職種は以下の通りです。
法人営業(ソリューションフィールド)
個人営業(カスタマサービスフィールド)
専門職採用(アクチュアリ、データサイエンティスト、アセットマネジメント、IT企画)
メガバンクと職種で比較すると以下の通りとなります。
ソリューションフィールドのキャリア
これがメガバンクで言うところの総合職ですね。
コース別の採用をしていることから、りそなのソリューションフィールドは基本的にフロントとミドルの行ったり来たりのキャリア、と考えればいいでしょう。
「ソリューションフィールド」と言ってますが、残念ながら求められるのはリレーションの構築能力であり、ソリューション力ではないです。
中堅中小企業くらいだと、最高のリレーションが最高のソリューションを生むのです。大企業はもちろんソリューション勝負になると思いますが、ここはメガバンクに勝てるわけでもないので、あくまで「リレーション」が大切な仕事だと覚えておいてください。
だいたい同じ年代の中でも2〜3割程度くらいですかね〜部長職にまで行けるのは。でも、今はたくさん人が辞めているので、多分、偉くなりやすいです。。。
総合職の給料をメガバンクと比較しましょう。
株主や投資家向けの資料を見ると、ホールディングスの平均年収が出ていますので、これで比較します。
たまに四季報とかに平均給与が載ってますよね?それでいくと35歳で700万くらいが相場になるのですが、これはすべての職種を含んでしまいます。
一方、フィナンシャルグループは以下の表でご覧いただく通り、人数がとても数ないです。
基本総合職+補助のための事務職のみを集めるため、総合職の給与イメージに近くなります。
やはりメガバンクに比べると給料は落ちます。
りそなの給料は45歳で850万円、くらいのイメージかと思いますね。
メガバンクなら1,500万超えてる人も多い年齢ですので、この年収水準ではメガバンクとは戦えない、というのが正直なところ。まぁ世界中どこにでも転勤、というリスクがないし、家買って転勤になるリスクも少ないと考えればいいのかもしれませんけどね。
カスタマーサービスフィールドのキャリア
割と事務系の職種と営業系の職種が一緒になっている、珍しい職種です。だいたいは事務系の方が人気高かったりするんですけどね。これで営業系の人間が足りなくなったらどうするんでしょうか。
この職種の作り方だと、内定は営業系の話をすると内定しやすくて、実際入ってから事務系がやりたい、という人が一番得をするような職種設計ですw
想像でしかないですが、基本的に世の中のカスタマーサービスの方の年収は、残念ながらあまり上がらない設計です。
30歳を過ぎても年収500万とかそれくらいの人が多いかと。りそなもそれくらいなのかなと思いますが。
管理職になれば800万近くまで行くかもしれませんが、
年収水準を求めるよりは
「より安定的に、目の前の人の役に立つ仕事」
をやっていく、という方に向いている職種です。
よく併願されるのが
・航空会社のCAさん
・他の銀行の事務職
・総合商社の一般職
・生命保険、損害保険の個人向け営業、事務
の4つが圧倒的に多いですね。
【Vorkersの比較】
さて、今まで私の言いたい放題やってきましたが、第三者の意見もちゃんと聞けるようVorkersで比較しましょう。
Vorkersはご存知、現役社員や退職した人が、その会社を評価する、いわば「会社の食べログ」ですね。
なかなかに興味深い結果が見えてきます。
・Vorkersで銀行の比較
残念ながら、りそなはメガバンクに比べると非常に評価が低いです。
ただ、評価の低いところは幾つかに限定されています。
りそなの特徴は、、、
「残業時間の短さ」
「待遇面の不満が大きい」
「風通しの良さは一番良い」
です。給料は低い、でもストレスは少ない、みたいな感じですね。
働く環境は良さそうですね。公的資金の完済が終わったのが最近なので、少しずつ給与も上向きになってくれるといいですね。
ただ、成長環境が低評価なのと社員の士気の低さが気になる、成長意欲の高い方には辛い職場かもしれません。
同様に他の金融機関との比較
日系の金融機関を見ていきます。
(損保)
ダントツでマリンが評価高いですね。
東京海上火災保険 4.12
三井住友海上 3.12
損保ジャパン日本興亜 3.32
(証券)
証券は学生からあまり人気はないですが、実は社員の満足度はそれなりに高いようです。
・野村證券 3.97
・大和証券 3.73
・SMBC日興証券 3.31
(生命保険)
生保は全般的に評価低いですね。。。
日本生命 3.13
第一生命 3.23
明治安田生命 2.95
【採用の状況】
さて、少しずつ話を採用にしていきましょう。
採用数 毎年200人くらい減ってますね
2018年 565名
2019年 560名予定
ある程度安定的に採用をしています。
店舗数も多いので、メガバンクは思いっきり一般職の採用絞ってますが、りそなはまだそんな感じでもないですね。
人気落ち気味なのはむしろ受ける人にも銀行にもプラス
これはりそなに限ったことでないと思いますが、やはり昨年メガバンクが3メガ合計で数万人規模のリストラを発表したことから、銀行業界自体の人気はだいぶ落ちているようです。
銀行の一つの武器は「安定性」だったと思いますが、それがなくなったので、大きく受ける人数は減りました。
個人的にはそれでいいと思います。
今まで、銀行の仕事を全然好きじゃないけど、「とりあえず受ける」という学生が非常に多かったと思います。
学生からしても、本当に入りたい人が受からず、「抑え」的に受けた学生が内定をとっていく。
企業からしても極めて多くの学生がエントリーしてくるので、選考を企画するだけで大変。
SPI受けてもらうだけでお金が大変、とあまりいいことはありません。
究極的な採用って、1000人受けに来てくれて、1000人採用できることでしょう。
銀行は実力の割に人気ありすぎただけだと思ってます。
【選考の状況】
選考については前に学生さんからヒアリングした内容を元を記載していますので、もしかしたら現在は少し変わっているかもしれません。
(ソリューション)
3月 ES提出、ウェブテスト
4月 合否発表
5月 面接日程調整
面接は毎日でなく、数日置き、です。。
人によって回数は若干異なるが、だいたいインターンの学生さんで3回くらい。普通に受けて4回くらい
みずほと同じくらいのペースで選考進んです、と言ってました。
三井住友、三菱はもうちょい後ろです。先に内定出さないと抱え込めないですからね。
ES、ウェブテスト
→重要なのはウェブテストです。
大企業の場合、ESは面接に進んだ際に必要となるもので、書類選考ではあまり関係ありません。なので、無駄に文字数ぴったりにするとかはしなくていいです。
9割くらいは書きましょう。あと聞いてほしいことを書きましょう。
ウェブテスト
→ベーシックなSPIだと思います。
SPIは学歴と高い相関関係があります。内容が中学から高校くらいの国語、数学の基礎ですからね。
東大は偏差値50以上が9割を超えますが、日大はちょうど半分くらいです。
銀行は取らないといけない資格が多いですし、守らなければならない約束、規定も果てしなくたくさんあります。「勉強して頭に入る」というのはとても重要なことです。
グループディスカッション
グループディスカッションは、選考ではなかったらしいです。
カスタマーの方はグループ面接があるらしいですよ。
面接
まず、複数回の面接があるのですが、ほとんどが現場の人たちです。
つまり素人面接官です。つまり、同じようなことをずっと聞かれます。
ある程度傾向と対策をしていけば、答えづらい質問とかはあまりないでしょう。りそなの場合は、どちらかというと人間性が選考結果に影響するイメージがあります。
三菱は業務理解、銀行そのものへの興味の高さが必要。SMBCなら人格です。
りそなは割とやることが限られているので業務理解は難しくないです。
しっかりと働いている人の「思い」を理解した上で面接に臨みましょう。
インターン組
インターン組はインターンの中での動きを見られ、すでに評価が決まっています。
面接でよっぽどのヘマをしない限りは評価はインターンで決まっていると考えていいでしょう。
逆に、インターンで評価をされないといかに面接で頑張ろうと結果は変わらないので気をつけて下さい。
(カスタマー)
こちらも以前に学生さんから伺った内容ですので、現在は少し違うかもしれません。選考は最新の情報をしっかりキャッチアップしてくださいね。
4月 ES提出、ウェブテスト
5月 合否発表、面接日程調整
6月 選考スタート
少し前はこんな日程でした。
基本は6月入ってからの勝負です。
以上、りそな銀行を紐解いてきました。就活で使える話題も多いかと思います。これから金融、銀行を受けられる方、是非頑張ってください。
こちらと同じように企業、業界、選考の特徴などを整理してみるといいと思います。
他にも個別企業の分析を充実させていってますので、ぜひこちらもご覧ください。