数千人の学生と面接してわかった、不合格になる学生の特徴とその対応方法

数千人の学生と面接してわかった、不合格になる学生の特徴とその対応方法

大手企業の採用担当として毎年何百人という学生さんと接してきました。その中で「就活苦労しそうだな」という学生さんに共通していることがあります。今回はその特徴と克服方法をお伝えしますので、当てはまる人は気をつけて面接に臨んでくださいね。

 

見た目、容姿

見た目や容姿で損するタイプは、基本的に清潔感にかける、というものです。やはり一緒に働く仲間になるのであれば、特に大企業で多くの人と一緒に仕事をするのであれば、清潔さは求められるところでしょう。

 

清潔感にかける人は以下のような人です。

逆に、これくらいのことを気をつければいいだけなので、過度に気にすることはありません。

 

ダボダボのスーツを着ている、逆にスーツのズボンの丈が短すぎる

やる気あるのかな?と疑っちゃいます。

メガネが汚い

細かいことに気がつかない人なんだな、と思います。

なぜか斜めを向いて座って顔だけこっち向いている

斜に構えている変わり者と評価します。

シャツがぐしゃぐしゃ、アイロンかけてない

周りと同じことができない人、と思います。

すごい汗臭い

臭い。

 

あとは、フケ症の人とかいますがこれは仕方ないのでそこまで気にしてなかったです。

 

話し方、コミュニケーションの癖

面接官は合格、不合格を判断するための情報を仕入れたい、そのためにはあなたのことをたくさん知りたい、と思っています。

自然体からやや緊張くらいの状態で話をしなければ普段のあなたがわかりません。普段のあなたが見えなければ判定不能で「よくわかんないから不合格」です。もったいないので、気をつけましょう。

 

緊張しすぎて震えている

コミュニケーションが取れません。

そして会社に入ってからも大事な場面で緊張して同じようになる、と思うと合格させづらくなります。

 

(対策)

緊張する人は「自分が可愛い人」です。「失敗して傷つく」ことが怖い人です。

まず、「自分が相手を選んでいる」という気持ちを持ちましょう

相手もあなたを見極めていますし、あなたも相手を見極める。立場は対応です。

現在の大学4年生の内定取得率は93%です。選ばなければ必ずどこかの内定は取れるのです。失敗して傷つく必要はありません。

心持ちを変えましょう。

 

相槌が大きすぎたり、多すぎたりする

なんでも反応する人は、かえって「こいつ話聞いているのかな?」と思われたり、「なるほど!」とか驚かれすぎると、「本気で思ってるのかな?」と疑いたくなります。相手のウケを狙ったオーバーリアクションは不要です。

 

(対策)

一度友達と模擬面接でもして、自分が面接しているところを動画に撮ってみてください

自分が面接の時にどんな動きをしているのかを知ることができます。

僕も研修で自分の営業場面を動画に撮ったことがありましたが、

 

「え、こんな動きしてる?こんな話し方してる?」

 

と気づくことが沢山あります。

携帯ですぐ撮れるので、絶対にやっておいた方がいいです。

 

用意してきた答えしか答えない

会話がうまく通じない、求めていることに対する回答でなく、用意されてきたものを頑張って出そうとする。

努力は買いますが、不器用さが如実に出てしまいます。これでは面接で不合格になりやすいですね。

 

(対策)

面接は「コミュニケーション」であり「会話」です。

ちなみに、ケース面接も実は会話ですので、一緒です。

用意してきたことしか出せないのは、会話に自信がないから、という方が多いと思います。

はっきり言って、ほとんどの学生が会話はそんなに上手でないです。

 

なので、自分は上手でない、何を答えたらいいかわからない、と思わなくてもいいです。

それでも不安であれば、接頭語を使いましょう。

「正確にお答えしているかわかりませんが、●●だと思います。」

「ポイントがずれていたらすいませんが、●●と考えました」

と、最初に言ってしまえば少し違うことを言ってしまったとしても、

「質問が悪かった、こういう意図で話を聞きたいんだけどどう?」と言ってもらえますね。

逆にここで「そんなこと聞きたいんじゃないんだよ」

と言ってきたら、精神力テストか面接官が嫌な奴か、どっちかです。

 

面接官が嫌な奴、もしくは嫌な態度を取った時は、「精神力を見ているんだな」と切り替えましょう。

相手が求めるものがわかっていれば怖くありません。

 

 

話の内容

話の内容で「この人はきついなー」と思う時も共通点があります。

その共通点は、ごまかす、ということをする人です。ごまかす、ということは学生では通用するかもしれませんが、社会人は嫌いです。

「ごまかした」と思われたら負け

 

(対策)

やはり自分の面談の姿の動画を撮りましょう。

その中でこんな口癖のある人は注意です。

 

・「たぶん、、、●●だと思います」

・「きっと、、、●●だったと思います」

 

もしくは、こんな癖です。

・流し目になりがち

・手をごにょごにょと動かしている

 

こんな時は正直に話をしていない証拠です。

 

面接で「わかりません」というのは確かにしんどいですよね。

 

しかし、社会に出ればわかったふりが一番きついです。

 

わからないことはわからないとして、

 

「非常に良い視点をいただきました。今の時点で回答は出来かねますが、今後考えてみたいと思います。ありがとうございます」

「そこまで考えが至りませんでした。中途半端にお答えすることもできないので、自分でもしっかり整理してお伝えできるようにします」

 

程度でかわしておけば大丈夫です。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

・見た目

・コミュニケーションのくせ

・会話の内容

それぞれに注意すべきポイントがありますが、そこまで難しいことではありません。

面接本番は動画を撮ることができないので、できればキャリアセンターの方との面接練習の時とかに

撮らせてもらうようにしましょう。

 

それでは、頑張ってください。

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