ボストンキャリアフォーラム(ボスキャリ)の参加条件?学歴は?
ボストンキャリアフォーラム(通称ボスキャリ、boston career forum)をご存知でしょうか。キャリタス就活を運営するディスコという会社が運営するイベントで、海外留学をしているような学生向けの最大の就活イベントです。
「留学したことがないと言っちゃいけないの?」と思われがちですが、あくまで「日英バイリンガルの学生のためのイベント」ということなので、留学有無は関係ありません。
最近は知名度が上がったためか、2008年に創設された早稲田大学の国際教養学部のようなものができたためか、留学の経験はなくともボスキャリに行く、という学生が増えたように思います。
会場で学生と話をしていると、ざっくりですが正規留学生2割、交換留学生4割、留学経験なし2割、日系企業の現地採用のための外国籍の方1割、MBA留学中でインターン先を探しに来た人がちらほら、みたいな感じでしょうか。
ちなみに、以前は翌年に大学を卒業する、大学4年の参加が多かったですが、最近はどんどん大学2、3年の参加も増えてきました。企業側も実質ここで内定出してしまっているみたいですね。インターンの選考もやってみるみたいですが。早い早い。
開催時期は10月〜11月くらい、米国ボストンは冬の準備が始まるくらいのいい季節です。日本で言うと東北地方のような、小さな街。ハーバード大学、マサチューセッツ工科大といった世界のトップ大学が複数存在しアカデミックな雰囲気漂う素晴らしい街です。電車で1時間ほど行くと、アメリカ発祥の街であるプリマスとか歴史的な場所も沢山あります。
留学経験の有無にかかわらず、興味を持った人は調べてみるといいかと思います。
参加している学生の学歴としては早慶が圧倒的に多いですね。次いで上智、MARCHあたりがやはり多いです。
本記事は以下のサイトを参考にして作成したので、以下の記事もぜひ読んでみてください。
【ボスキャリの評判は? 】ボストンキャリアフォーラムの体験談まとめ | 自己PRのやり方も
ボスキャリのメリット、デメリット
ボスキャリはあくまで「就職イベント」なので、学生にとっては内定を取る、企業にはいい学生に内定を出す、のが目的です。この目的に沿って、メリットデメリットをまとめます。
【メリット】
・最短2日くらいで内定が出る
・特にビッグ4(デロイト、PwC、KPMG、EY)あたりの内定が取りやすい
・証券、コンサル系は国内に比べると内定が取りやすい
・事前にスカイプ面接等できるので、確度の高い企業だけ受けに行ける
・大学4年だと、採用は最後のイベントになるので採用数が充足していない企業はここで多くを採用しようとするため、比較的内定が容易になる
・大学3年は本格的に就活が始まる前の力試しができる
・大学2年はインターンの選考をしてくれる企業もある
・企業の人に気に入られれれば高級ホテルで晩御飯が食べられる
・基本大手企業しかいないので、大手志向の人にはいい
・志望企業から内定を早めに取れればあとは修学旅行気分
・企業側もかなりのコストをかけてきているので、「結果を出す」ことへの意識が強い
【デメリット】
・最近では総合商社あたりでもあまり出ない
・超優良企業には、「ボスキャリには優秀な学生が来ない」と言われている
・受けられる企業数は多くても10社いかない程度しかない
・内定が一つも取れずに会場の隅にうずくまる学生も多数存在
・ホテルでの食事に誘ってもらえないとかなり寂しい思いをする
・内定候補の学生は夜にいろんな企業からご飯に誘われる。ここに誘われないとかなり切ない、悲しい
・コストがかなりかかる
・手間もかなりかかり、事前に色々と決めて動かないといけない
・選考は隣のブースとカーテンで区切られているような部屋なので、隣の声が結構聞こえるため、自分の面接に集中しづらい
・面接官は普段と異なる環境で体力的にも厳しく、選考が粗くなる
これくらいでしょうか?
しっかりとメリットデメリットを見極めた上で行く、いかないを判断しましょう。
ボスキャリに行くと決めたらやること
【交通手段を調べる】
ボスキャリに行くのであれば、夏場くらいには準備を始めましょう。
一番やらないといけないことは航空券の手配と宿泊場所の確保です。
この時期、企業の人間も含めると1万人規模の関係者がボストンという小さな町に押し寄せます。ディスコが企業のためにホテルの部屋をがっつり抑えてしまうので、大きなホテルはなかなか取れません(そもそもこのあたりのホテルは高いので学生さんの宿泊は難しいですが)。
少し小さめ、安めのホテルや、AirB&Bなどを使って、いい場所を抑えましょう。ボストン自体は小さい街で、地下鉄も発展しているので、場所はそんなにこだわらないです。チャイナタウン駅より南は治安が悪いので、そっちにはいかないように気をつけましょう。ハーバードとか、少し離れるとアーリントンやベリリントンなど、そっち側の方が治安がいいです。
ボストンの空港はそんなに大きくありません。なので、航空便がこの時期になると高騰します。ニューヨークからバスで4時間くらいなので、ニューヨークから入るのがいいかと思います。電車でも2時間半くらいです。ニューヨークの方が便も多くありますし、需給が逼迫することもないので航空券もそんなに高くなりません。
ニューヨークからボストンへの電車は「アムトラック」という電車があるので、調べてみてください。割と簡単に見つかります。
また、NYのチャイナタウンからボストンのチャイナタウンに行くバスが最安で、往復$30くらいで行けます。学生さんにはお財布に優しい交通手段ですね。
【ボストンキャリアフォーラムのホテル事情】
ボスキャリに行くのであれば必ずホテルを抑えることが必要になります。
ヒルトン、インターコンチなど、いいホテルは基本企業の人事が抑えてしまいますので、皆さんは少しグレードの落ちるホテルを探すことになります。(高いホテルは1泊3万円くらいするので手が出しづらいですしね)
知り合いがいるのであればAirB&Bなどを使用してもいいかもしれません。
後ほど詳しく触れますが、企業の人事と夜ご飯を一緒に食べに行き、お酒が入ることもあります。
遠くとも会場から1時間以内くらいのホテルを抑えることをお勧めします。
【服装を確認する】
基本的には気持ち悪いほど、服装は黒スーツです。
国内のイベントに比べると、若干おしゃれをしても服装的にはOKですw
淡いカラー(ブルーやピンク)のシャツを着てくるような人もいますよ。ベンチャーしか受けない、という人は私服でもいいかもしれません。
普通のリクルートスーツでなくとも、若干ストライプが入っていたりしても大丈夫です。
国内ほどに服装にはこだわらないですが、最低限スーツであることと、清潔感を保つことの2つだけは気をつけていきましょう。
【応募方法を調べる】
CFN(Career Forum Net)という専用のサイトから「boston career forum」を選択し、参加企業にエントリーができるようになっています。どんな企業がエントリーするか、逐一情報をみてください。
外資系コンサルを受ける学生さんは、間違いなくビッグ4系のコンサルは出てくるので、締め切りになる前にしっかり応募しましょう。
応募は日本で応募するよりも簡易なことが多いです。
これは、日本で大企業だとかなり多くの学生がエントリーしてくるのでしっかりシステムも作りこみますし、エントリーシートを重くしておかないとどうやって書類選考をしようか悩ましいのですが、ボスキャリくらいだと多くても1,000人も受けてきません。システムを作りこむお金ももったいないので、ある程度簡易なものとなることが多いです。
大体のスケジュールでいくと
9月 エントリー
10月 スカイプ面接
11月 ボスキャリ本番
くらいのイメージのところが多いのではないでしょうか。なので、動き出しは7、8月くらいからやっていけた方がいいです。
あと、限られたイベント日程の中で内定出しまでするので、面接は短時間になります。30分とか。限られた時間の中で自分をアピールする方法をしっかりと準備しておいてください。
案外に、短く自分の話をまとめるのは難しいものです。
ですが、国内の選考以上に短い時間での面接となるのは仕方がないことですので、是非これはやっておいてください。
逆に、こうしたイベントではグループディスカッション等はありません。やるべきは短時間面接対策だけです。やるべきことは明確なので、しっかり準備してください。
【使い回しのできるレジュメ、履歴書を準備する】
応募は日本よりも簡単なので、より見られるのはレジュメです。
また、会場でも履歴書を多く多用します。1枚のレジュメをひたすらプリントして使うことになりますので、必ずワードかエクセルでレジュメを作成して、使い回しできるようにしましょう。
企業との連絡はメールが多くなりますので、メールアドレスを間違えないように注意してくださいね。
また、間違えられるようなメールアドレスも避けたほうがいいです。
単に学歴だけを並べるものよりも、もう少し人となりがわかるようなレジュメのほうがいいと思います。
中途採用だけであればレジュメを見ればどのような仕事をしてきて、どれくらいのスキルか、がわかりやすいのですが、学生さんの場合はどんな仕事を任せるかも決まっていないですし、ましてや学歴だけでどんな学生さんなのかを把握することができません。
自分の性格や特徴、好きなことなどを補記しておくといいでしょう。
さて、英語力ですが、留学生だからといって特別に高い水準を求めるわけではありませんが、あまりに低すぎると「留学してたのになぜ?」とその人の能力自体を疑われてしまいます。
TOEIC 900点以上 TOEFLiBT 81点以上 IELTS 6.0以上
は書けるようにしましょう。
【留学先の大学レベルがわかるようにする】
日本の採用担当の人間からすると、海外の大学は非常にレベル感がわかりづらいです。
調べるのもQSランキングとかになるのですが、割と海外の大学のランキングは理系の強い大学が上位に来やすい傾向があり、正直よくわかりません。例えば、日本の大学でいうと東大、京大を始め旧帝大が上位に来やすいのですが、文系学部しかない一橋大は上位に来ません。イギリスであればケンブリッジ等は上位に来やすいですが、同じく名門のセントアンドリュース等は上位に来ないので、正直分かりづらいです。
一部の有名校(UCLAとかアイビーリーグ)であればなんとなくイメージしやすいのですが、なかなかそれ以外は、、、というのが実情です。
また、海外の大学の特徴として、大学だけでなく、学部でかなりレベルが異なる、というケースがあります。
例えばクリントン大統領が卒業したジョージタウン大学なんかはランキングとかでは上位に出てこないのですが、外交学部だけは名門、のような大学です。こんな情報は正直日本の人事採用担当では全く把握できていないわけですよね。
皆さんも自分の留学先の大学レベルをしっかりと伝えられるように準備しておいてください。
【ボスキャリ一本足打法を避けるコンチプランを】
ボスキャリは短期決戦、成果も出やすいですが、成果が出なかった時のダメージも大きいです。
お金もかかる、体力もかかる、準備も大変、でも成果なし、ということも十分にありえます。
大学4年生の方は特に、あと就活できる期間が限られてしまうので、必ず「ダメだった時にどうするか」を考えておいてください。
オススメは、、、
逆求人サイトに登録をしておくこと
ボスキャリは基本的に大手企業がほとんどです。企業側もボスキャリに参加するのはかなり金銭的にも労働的にも負担が大きいので、ある程度余裕のある大手しか出れません。
実力のあるベンチャーや、優良な中堅中小で人手が足りないところなどはボストンまで行く余裕がありません。
そこで、ボスキャリと同じ要領で逆求人サイトにも登録をしておけば、あなたを企業側が見つけてくれます。
ボスキャリに行く前に、必ず逆求人を登録しておいてください。
↓逆求人はこちらの2つ(Offer Box /キミスカ)が大手です。
マンガでわかる、就活サイトOfferBox<オファーボックス >OfferBox
留学生の自己分析、自己PR例文
留学生の方が自己分析や自己PRをやる際に参考になる記事をいくつか書いてみました。
正規留学、短大からの編入、交換留学と、3つのタイプ別になっていますので、ぜひご覧ください。
ボスキャリの日程:Previous Dayってなに?
ボストンキャリアフォーラムは基本的に面接を中心に予定を組んでいくことになるので、柔軟な日程調整が必要となります。イベント自体は毎回金曜日に始まり、日曜日の午前中には終わります。ただ、実態は上記の通りにはなりません。
ボスキャリ勝ち組のスケジューリングは以下のとおりです。
事前準備:スカイプ面接で合格し、面接の日程調整を開始
木曜日 :Previous Dayと言い、ボスキャリ自体は金曜日に開始するのですが、企業の人間の日程としては水曜日にボストンに入り、木曜にはホテルの会議室等を借り切って面接をスタートさせてしまいます。これがボストンキャリアフォーラム独特の日程、Previous Dayです。ここで3〜4社の面接を受けます。
金曜日 :DAY1 1次面接2〜3社、最終面接2〜3社、夜企業人事と食事
実質この日に内定が出る人もいます。
土曜日 :DAY2 前日に一次面接を受けた会社の最終、walkin数社、内定出しのピークとなります。また夜は企業人事と食事
日曜日 :DAY3 ボストン観光、ボスキャリの会場にはいきません。午前中で日程は終了です。
理想的なスケジュールは上記の通りですが、みんながみんな、うまくいくとは限りませんし、企業の中にはボスキャリで内定を出さずに、日本に帰ってから、とする会社もあります。某大手広告代理店とかそうでしたね。
これといった正解があるわけではないですが、上記のようなスケジュールでいけるとある程度余裕を持って会社を見れると思います。
ボスキャリで受けるべき参加企業
Boston career forumといえば、BIG4系のコンサル会社です。
BIG4とは、デロイトトーマツ、PwC、KPMG、EYの4つです。
「外資系コンサルティング」というと、敷居が高く感じますよね?しかし、そんなに身構えることはありません。ボストンキャリアフォーラムでは割と内定が取りやすいのと、入社後も間違いなく社会人としての力がつく、という意味では
・まだやりたいことが明確に決まっていない
・自分で生きていく力をつけたい
・ぼんやりと、将来はグローバルに働きたいと思っている
・かっこいい会社に行きたい
・日程に若干の余裕がある
・学歴に自信がない
くらいのホンネの人でも、受けている人はたくさんいます。
・監査法人系であるが、特別な資格は不要
・近年は人手不足で中途市場でもひたすら採用しまくっている
・英語がある程度できないと仕事にならないので、英語に苦手意識のない人でないと採用できない
と、いう、採用担当者からすると泣きたくなるような、「母集団は少ないけど採らないといけない」という環境です。そこに対して「日英バイリンガルのイベント」であるボスキャリが来ると、
「ここで採用しなくていつ採用するんだ!」
とばりに何十人と内定を出しまくるわけです。
外資系コンサルはそもそも人気もあるのですが、学歴などの敷居が高いと思われているため、案外に応募者数は少なかったりします。倍率としてはそこそこ高いとは思いますが、興味のある人は挑戦する価値はあると思います。
BIG4以外でいくと、数は少ないですが、日経の金融機関が内定取りやすいと思います。特に証券系。正直国内では証券はそこまで人気がありませんが、力をつけるには非常にいい会社だと思います。将来的にベンチャー企業に行くような方もいますし、メリカリの小泉さんなんかも大和証券の出身ですね。
海外の方が自分のキャリアのステップアップのために、コース別採用を好む傾向があるので、証券会社も海外での採用に非常に積極的です。コース別の採用の場合は投資銀行部門だけ採用チームが分かれていたりして、「boston career forumが最大の採用の場所」となっているケースなどもあります。
SMBC日興証券あたりはボストンのイベントとロンドンのイベントでかなりの数の内定を出します。大和証券のIBもおそらくかなり出します。逆に野村證券はそんなに聞いたことないですね。
あとは外資系の金融機関ですが、ボストンキャリアフォーラムよりは5、6月に日本で行われるマイナビ国際派か東京サマーキャリアフォーラムあたりの方が力を入れてやっているイメージです。そんなにはがっつりボスキャリで、という感じでないですね。
あとは是非中堅メーカーを受けてみてください。日本には本当にたくさん優れた中堅メーカーがたくさんあり、「名前は知らないけど世界で一番」みたいな会社がたくさんあります。ボスキャリに来ているような中堅どころの会社は、そのような会社が多く、企業ブランドさえ気にしなければ質実しっかりとした企業が多く参加しています。
ボスキャリは企業側も日本で採用するのに比べてかなりコストがかかります。そうまでしてでも英語人材を採用したい、と思っている中堅企業は、中堅の中でも本気でグローバルで勝負している、もしくはしようとしている、ということでしょう。日本の合説では見逃しがちなこうした会社も、ボスキャリではキラリと光って見えるものです。
ボスキャリ自体がとても大手の多いイベントですが、だからこそ、中堅メーカーにも目を向けてみてください。
ボスキャリ一本足打法はやめてね
大学4年生の方は「boston career forumで一発逆転!」と思っていると痛い目にあいます。
前に書いた通り、
・選考進められる企業数が限定的であること
・参加企業は基本大手企業が多いため、なんだかんだ倍率は相応に高いこと
・短期集中なのでも体力を使い、本来の力を発揮しづらいこと
を考えると、難易度は日本での就活に比べれば低いものの、それでもそれなりに難関であることは変わりません。日本でやってダメだったけどボストンキャリアフォーラムなら、、、というのは甘いです。
海外の正規留学生でも、ボスキャリが初めての就活だと緊張や「慣れ」の不足でうまくいかないことも多いでしょう。ある程度、しっかりと他のところで準備をしてきて、ボスキャリは「準備してきたものが勝つ、優良内定の刈り取り場」くらいに思っておいたほうがいいです。
皆さんも、会場の隅っこで小さく体操座りをしてパソコン叩いている、そんな負け組学生になりたくないですよね。
walkinと事前応募、どちらが内定取りやすい?
会場を歩いていると「walkin受付中!」と書いてある企業を多く見つけます。これは、企業ブースで会社説明会をやったり、パンフレットを置いていて、「気になったらその場でレジュメを出して選考に応募する」ことが出来るものです。
国内の会社説明会ではなかなか見られない景色なので、海外のイベント感が出ますよね。
流れとしては以下のとおりです。
1 会社説明会に参加したり社員と話をして興味を持つ
2 興味を持ったらレジュメをwalkin boxに入れていく
3 企業は選考を受けて欲しい学生に連絡し、日時、場所を指定する
その場でトントンと話が進んでいくケースもあります。
企業目線で言います。Walkinで内定を出すのはほんの一握りです。
なぜかというと、皆さんと企業の間に信頼関係を作るのが短時間では極めて難しいので、内定辞退率が高くなります。人気のある企業であれば、事前の応募の学生さんと会うためだけで十分の数が集まるので、あえてwalkinをやる理由がありません。
以前ロンドンのイベントに行った時の三井物産などは、walkinもやらず、基本事前に応募のあった学生との面接しかしていない、というスタンスでした。
学生の皆さんも、walkinに頼らず、必ず事前応募をしっかりとするようにしてください。事前応募8割、walkin2割とか、それくらいのイメージで大丈夫です。
カレッジから編入した方へ
日本だと青山短大卒後、青山学院大学の3年生へ編入ができたり、創価も同様の制度がありますね。米国でも同様にUCLA等で編入の制度があります。
日本の高校を卒業して半年準備、英語力向上のために2年間向こうのカレッジで勉強した後にUCLAの3年生から編入、というケースもあるかと思います。
非常にチャレンジ精神のある、素晴らしい取り組みだと思います。面接の度にその行動力と勇気に感心してしまいます。
しかし、選考は別です。
まず、「チャレンジ精神旺盛である」は「通常のレールを外れることができる人」として見られることもあります。まだまだ正規留学を選ぶ学生は少数です。面接官によってはチャレンジ精神と見てくれますが、そうでない場合ももちろんある、これはどのような面接官と出会うかの運でしかありません。
「通常のレールを外れることができる人」は「退職率が高い」傾向にあることはどの会社も経験値として持っている事実です。
まだ日本の会社は「長く働いて貢献してくれる人」を求めがちですから、こうした流れが不利に働くこともあります。
また、カレッジから4年制大学に編入する、というと、先に申し上げた日本の事例が頭をかすめます。たいていの場合、短大から4大に入ると、偏差値的に通常の受験をした人に比べて劣りがちになります。
同じようにカレッジから4年制大学に留学した人も?と思われがちなので、そう思われないように気をつけましょう。分かりやすい、高校の偏差値を話しの中に入れておくとか。
残念ながら、日本の多くの会社は「普通であること」を一定の選考基準にしているようにも思います。それは「長く活躍して貢献してくれる人材が良い人材である」という概念があり、採用云々よりは日本社会全体としてのフィロソフィの問題かと思います。そうすると、「普通」を外れたみなさんは、いかに自分の独自性を出しつつも普遍性を出していくか、というのが重要になります。
「ここだけは物凄いチャレンジした。でもその他は普通の友達と変わらない」というようなことですね。
逆にこれが嫌な人もいるかと思います。その場合はその会社を見切りましょう。いかに憧れの会社であったとしても、実態は外からでは見えづらいものです。「普通であること」が求められる環境に、長くいることができないかもしれません。入り口で見切っておくことが、就活を楽にしてくれます。
以上になります。少しは参考になりましたでしょうか?
最後になりますが、必ず、ボスキャリにはコンチプランが必要です。内定をすでに持っているけど、納得いく就職先を探す、という人はいいですが、ボスキャリで何が何でも内定を!というのは危険です。
先ほども書きましたが、逆求人サイトでコンチプランを持っておくことで、「ボスキャリがダメでも他がある」という気持ちの余裕を持つことにもつながります。
必ずサイト登録しておきましょうね。
↓逆求人はこちらの2つ(Offer Box /キミスカ)が大手です。
マンガでわかる、就活サイトOfferBox<オファーボックス >OfferBox
会計系のコンサル会社の企業分析を公開しますので是非ご覧ください!
(デロイトトーマツ)
https://syukatsunohonne.com/2018/10/26/post-644/?amp=1
(EY)
https://syukatsunohonne.com/2018/10/28/post-660/?amp=1
(PwC)
https://syukatsunohonne.com/2018/10/30/post-665/?amp=1
あと、同じような留学生の方向けのイベントの攻略法も記載しておきます。
是非、多くの方がボスキャリで成功を摘み取り、いい旅になることを祈っています。