元メガバンク人事の就活攻略〜三菱商事〜22歳時点での完成度で勝負

元メガバンク人事の就活攻略〜三菱商事〜22歳時点での完成度で勝負

毎年「総合商社第一志望、メガバンクが第二志望です」就活生が大量発生します。中でも三菱商事第一志望学生は多く、受かる子も受からない子もたくさん見てきました。「商事に受かる学生」にもやはり傾向があります。企業概要から就活対策まで解説していきます。

【会社概要】

ヒト

●経営理念

「三綱領」

三菱商事を語る上で欠かせない、「三菱たるもの」を規定したものです。
3つのうちどれか一つ、でなく、すべてが共感できるかどうか、を大切にしてください。
(2001年1月、三菱グループ各社で構成される三菱金曜会にて申し合わされた現代解釈)

所期奉公(しょきほうこう)  → 「世の中を良くする」というシンプルな意志
事業を通じ、物心共に豊かな社会の実現に努力すると同時に、かけがえのない地球環境の維持にも貢献する。
処事光明(しょじこうめい) → 「正しいことを正しいと言える品格」
公明正大で品格ある行動を旨とし、活動の公開性、透明性を堅持する。
立業貿易(りつぎょうぼうえき)  → 「視座の高さ」
全世界的、宇宙的視野に立脚した事業展開を図る。

●大切な価値観
三菱商事グループは、全産業を俯瞰する「総合力」、成長の芽を発掘する「構想力」、成長を実現する「実行力」の3つの力で、事業環境の変化に対応し、社会のニーズに応え、事業を通じて、持続性のある「経済価値」「社会価値」「環境価値」を同時に実現していきます。(有価証券報告書より)

これを個人レベルにブレイクダウンすると、こんなイメージかな?と思います。
就活をする皆さんに求めるもの、とも言えるかもしれません。

総合力:どんな小さな社会的な変化も捉える知的好奇心、洞察力
構想力:次にどんな世の中が来るのかを先読みする大局観
実行力:絶えず行動し続ける持続力、行動力、完成度

●社員数
77,476名(連結ベース)
6,129名(単体ベース)

つまり、連結ベースでのほとんどの社員は「三菱商事」でなく関連会社にいる、とうことですね。

三菱商事に新卒で入って、数年後には関連会社に出向、なんてことはよくあることです。

事業別の人員構成です。
コーレポートスタッフと生活産業が多いですが、あくまで「単体」の人員構成なのでそこまで気にする必要はないと思います。

●平均勤続年数
平均年齢42.6歳、平均勤続年数18.6年
つまり、ほとんどは新卒で入社し、そのまま三菱商事でキャリアを積む、ということです。中途採用の枠は少なく、三菱商事に入社するには新卒で入ることが重要となりそうです。

●平均給与
従業員平均1,541万円
これは一般職も含んだ数字だと思います。
総合職と一般職の比率は採用では3:1で総合職が多いですね。
一般職は退職率も高いですから、全従業員中の総合職、一般職比率を6:1と仮定、仮に総合職が一般職の給料の2倍程度と仮定をすると、、、

 総合職の平均給料は42歳で1,659万円
 一般職の平均給料は42歳で830万円

と推定されます。海外駐在である程度リスクの高い国に行くと多分30代中盤で2,000万くらい行くとは思いますが。

割と2,000万レベルはゴロゴロといると思います。

一般職でも普通のメーカーとかの総合職並みの給料ですね。
商社の一般職が就活で人気出るわけですよね。。。総合商社の一般職は最近は慶應が多いようです。

●Vorkers 点数と特徴

現役社員および退職者が評価するVorkersの点数です。

三菱商事の総合4.3は総合商社で2位です。

「風通しの良さ」が7大総合商社の中で最下位。
「社員の相互尊重」「人材の長期育成」が首位。

つまるところ「それぞれの人は素晴らしく、人材育成にも熱心」だが、「部門毎に縦割りの組織」という雰囲気を感じることができます。

自分自身の仕事に対するプライドが高い分、他を寄せ付けない、そんな雰囲気があるのかもしれませんよね

また、待遇面の満足度は高いけど、人材評価の適正感はあまり高くない、というのが総合商社の特徴です。

つまり、「評価の良い悪いに関係なく、良い給料がもらえる」でも「評価は上司の好き嫌い」で決まってる、ということでしょうね。

特に三菱商事は縦割りの会社である、基本商社マンは一つの部門で商社人生を終える、ということを考えるのであれば、いかに上司に気に入られるかが出世のために必要になる、ということですね。

実力と関係ないところで評価が決まるので、適正感があまり上がらない、というとこです。

この辺りは評価の適正感は外資の方がわかりやすく、日本企業ならではの慣習が残っている、ということでしょう。

●主な卒業生
実は、、、三菱商事出身の経営者はそれなりに入るのですが、一般的にはあまり知られていません。

一番有名なのは以下の新浪氏くらいでしょうか。

世の中で一般的に知られる経営者というのはベンチャー系の経営者が多いですよね。もしくは創業者として一代で会社を大きくするなど。
しかしながら、三菱商事出身の経営者は地味です。

すでにある会社に、プロ経営者としていくケースが多いので、あまり目立つことがないのですが、我々の生活に密着している大企業の社長とか、結構いらっしゃったりします。

でも、伊藤忠などに比べると外に出て社長として活躍する人は若干少ないイメージですね。

(三菱商事出身社長の代表↓)
サントリーホールディングス 新浪剛史
三菱商事からハーバード大学へMBA留学、ローソンの社長として業界第2位の立場まで上り詰めた名経営者。現在は元々一族経営だったサントリーにあって、初めての外部から迎えられたプロ経営者として活躍している。

http://startupnext.jp/773

https://www.sankei.com/premium/news/150115/prm1501150002-n1.html

モノ

三菱商事のアニュアルレポートは非常にわかりやすいです。
就活生でもこれを見ると、三菱商事がどんなことをやろうとしているのか、がわかると思いますので、是非一度ご覧ください。

https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/ir/library/ar/pdf/areport/2018/all_view.pdf

●7つの主要事業

地球環境・インフラ事業グループ
「地球環境」なんて言い出したのは最近ですね〜。昔は発電、電力、インフラ、みたいな言い方していたと思いますが。表現が曖昧になったので分かりづらいですが、要は発電所の建設や水道事業などにかかわるところです。

(会社の説明)

電力、水、交通といったインフラ分野、および環境対応車向けのリチウムイオン電池製造事業、排出権事業、ESCO事業などの環境関連分野において、事業ならびに関連する取引を行っています。

発電事業は、発電設備を建設・保有し長期契約に基づき電力会社などに売電する事業です。国内外で火力や再生可能エネルギーによる発電事業を行うと共に、国内ではオンサイト発電事業(顧客の敷地内に発電設備を建設し電気や蒸気を供給する事業)などを行っています。送電事業は、欧州諸国で積極的に推進されている洋上風力発電の電力を需要地である陸上に送電するためのもので、低炭素社会の実現に不可欠な機能を担うものです。

また、国内外の顧客向けに、環境負荷低減に貢献する高効率の最新鋭火力発電設備や原子力発電設備、送変電設備や環境関連機器、その他付属設備などの供給・建設に取り組んでいます。

 

エネルギー事業グループ
ここが現在は学生さんから一番人気のあるビジネスのようです。よく「資源ビジネス」と言われるやつですね。

(会社の説明)

石油・ガスのプロジェクト開発および投資を行うほか、原油、石油製品、LPG、LNG、炭素製品などの取引業務を行っています。

EX)液化天然ガス(LNG)事業

1969年に日本に初めて米国アラスカからLNGが輸入された時に輸入代行者として関与して以降、ブルネイ、マレーシア、豪州、オマーン、インドネシア、ロシアなどLNGの生産、輸送、トレーディング、日本における輸入代行などの業務に携わっています。

金属グループ
伝統的な総合商社のビジネスです。結構理系の方が多く配属されるグループで新たなレアメタルの発掘、輸入など、いかにも「総合商社らしい」仕事ですね。

(会社の説明)

鉄鋼製品・鉄鋼原料・非鉄金属の各分野において、幅広い商品を取り扱っています。川上の原料から川下の製品まで一貫したバリューチェーンを構築し、投資とトレーディングを中心とした事業展開を行っています。

金属資源本部では、オーストラリア、チリ、ペルー、カナダ、モザンビーク、南アフリカ、インドネシアなど様々な国において、資源の鉱山開発や製錬事業に積極的な投資を行っています。主力事業である豪州の原料炭事業や南米の銅事業を軸に持分生産量の増加を通じた成長を目指すと共に、幅広い資源を取り扱うことで安定的な収益を可能とする投資ポートフォリオの構築も目指しています。

機械グループ
ここは主には三菱グループの自動車の海外向け輸出ですね。
少し、思い描いている総合商社、とは違うかもしれません。

(会社の説明)

ガス・石油・化学・製鉄などの大型プラントから、船舶、自動車、宇宙航空関連機器、鉱山機械、建設機械、産業機械、昇降機まで、幅広い分野の機械の販売、金融、物流、事業投資などを行っています。

EX)自動車事業本部

自動車事業本部は、自動車関連ビジネスにおいて過去40年以上にわたり、大きな成果を上げてきました。自動車事業は21世紀も引き続き大いに成長が期待できる産業であるとの認識の下に、世界各地でグローバルに事業を行っています。主な事業内容としては、海外市場を中心として、三菱自動車、ならびに三菱ふそうトラック・バス製車両などを取り扱い、部品製造、車両組立、販売、販売金融など、自動車事業の川上から川下まで幅広いバリューチェーンによる事業を展開しています。

 

化学品グループ
化学品は特別大きなグループではないのですが、非常に世界的に需要の高まっている市場です。特に、化学品メーカーは研究開発に力を入れがちなので、販売などは商社などにアウトソースしてくるケースが多いです。

(会社の説明)

汎用化学品、機能化学品、ライフサイエンスの幅広い分野で、商品取引および事業投資を行っています。

EX)機能化学品本部

機能化学品本部では、バリューチェーンを川下に向けて展開し、多種多用な業界にまたがるビジネスを手掛けています。特に社会や消費者ニーズの変化によってこれからも成長が見込まれる汎用性樹脂、機能性樹脂、機能性材料といった分野の事業展開を強化しています。

また投資事業としては、北米の樹脂コンパウンド事業、日本国内の過酸化水素製造事業など幅広く市場のニーズに応えています。

生活産業グループ
人数としては一番多い部門ですね。どうしても大量、安価のものを流通させるので人手が必要になってしまうためです。
三菱商事の小売、といえばローソンが代表格ですね。

(会社の説明)

食料・食品、繊維、生活物資、ヘルスケア、流通・小売など、人々の生活に身近な分野で、原料・素材の調達から、消費市場に至るまでの幅広い領域において、商品・サービスの提供、事業開発、投資など

EX)リテイル本部

消費者に身近な商品・サービスを取り扱うリテイル分野では、コンビニエンスストア・スーパーなどの小売業や外食産業の運営を通じ、食品から衣料品、生活用品まで幅広いカテゴリーに対応した生活必需品の提供をはじめ、テレビ、インターネット、携帯電話などのメディアを通じた情報・コンテンツ提供、ポイントサービスやコンテンツを活用した販売促進など、さまざまなソリューションを提供し、消費者の方々のニーズに総合的に応えています。

新産業金融事業グループ
ここは金融グループであまり特徴はありません。でも収益性は高いです。総合商社はどうしても販売金融が必要となる人たちなので、このような部門を持っています。ここに特別力を持っているとか、そういうことではありません。

(会社の説明)

アセットマネジメントや企業のバイアウト投資から、リース、不動産(開発・金融)、物流などの分野において、商社型産業金融ビジネスを展開しています。

EX) 開発建設本部

日本国内をはじめ北米、中国、アセアンで商業施設や物流施設、住宅、工業団地など、様々な不動産の開発事業に取り組んでいます。特に、中国、アセアンでは、日本の持つ開発事業のノウハウを移転することで、付加価値の高い不動産開発を推進し、良質な都市の創造と経済の発展に貢献します。

また、医療施設、インフラ、産業関連施設など多岐にわたる顧客の建設・不動産関連のニーズに対して、総合商社ならではの高度なソリューションを提供しています。

http://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/ から引用

事業投資とトレーディング

総合商社のに共通しているのは、事業内容が「事業投資」と「トレーディング」ということです。

総合商社の起こりは明治時代、世界の先進国と肩を並べるために様々な資材を世界中から集める必要があった。その時に世界へ飛び出し、果敢に未開の地との貿易を開拓してきたのが総合商社です。

なので、創業の考え方は、海外のものを日本に持ってくる輸入商社、というものです。

しかし戦後にもなると、世界中どこにでもみんなが行けるようになり、いわゆる「商社のフロンティア精神」の価値が薄れていくことになっていきます。

誰でも海外に行けるのですから、メーカーが自分で海外に行って、自分で取引先を見つけられるようになるんですね。

そうするとモノを横に流すだけのビジネスは不要になります。

メーカーはさらに、日本での生産から海外で生産して日本に輸入する、もしくは海外で生産してそのまま海外で販売する、という形態が増えていきました。

海外展開がそこまで経験のないメーカーにとっては販路を開拓したり、安定的な仕入先を探すことは出来はするのですが、不安ではあります。なので、総合商社へ要望を出すようになります。

「モノは自分たちで販路も仕入先も開拓できる。でもビジネス全般それでうまくいくかどうかはわからない。販路も仕入先もあなたたちに任せるから、ビジネスのリスクを一緒にとってよ」

つまりマツダのような自動車メーカーが海外で生産をするときに、工場建設費が何百億とかかります。その建設費の一部を商社が持ってくれたら、元々のトレーディングの仕事を商社にあげるよ、ということです。

石油の権利なんかも一緒ですね。
総合商社からすれば本来的には石油を仕入れて販売するだけの方が楽なのですが、それだけだと価値がないので「お前もリスクとれ!」と言われて事業投資をせざるをえなくなった。

しかし、この事業投資をすることが商社を大きく変えました。
投資をすればリスクを最小限にするために、人を送り込まないといけません。うまくビジネスが回っていないようなら立て直さなければいけません。

そうこうしているうちに、自分たちに経営のためのノウハウが溜まっていくようになります。

そうすると「経営人材」の会社となり、また良い人材が集まるようになる。
また、事業投資で必要な「目利き力」がつくようになり、安定的にビジネスが回せるようになる。

こうして「事業投資」がうまくまわるようになったのです。

総合商社の「経営人材になる」とか「投資」とかかっこよく見えますが、実は狙ってそうした、というよりも苦肉の策の副産物、という要素が強いんですね。

まぁ、いきなり「投資して経営に参画する」ということが可能だったのは総合商社にそもそも優秀な人材が多かったから、というのは補足しておきます。

うん、就活生に人気なのもわかりますね。

 

カネ

●売上高推移
売上高は大きな成長はしていませんね。事業の新陳代謝などもあり、収益性の高い部門へ投資をし、規模の拡大以上に収益性の向上に力を入れているイメージです。

●当期純利益推移
売上高は大きく伸びない中で、収益性は右肩上がりに見えますね。うまく事業の新陳代謝が進み、収益性の高いビジネスに集中している、というのが見えます。日本の企業は「やらないこと」を決めるのが苦手なので、この傾向はとても素晴らしいと言えます。

●事業別実力比較

一般的に三菱商事を代表する仕事は

エネルギー事業グループ
生活産業グループ

の2つと言われることが多いのですが、、、

縦軸にROA、つまり事業の収益性、横軸に事業の純利益をプロットしたものです。これでいくと、「金属グループ」が圧倒的に強いですね。

そう、実は金属こそ伝統的な商社の仕事でもあります。
三菱商事を代表する、と言われるエネルギーと生活産業は、実は圧倒的に利益率の低い2つなのです。純利益もそこまで大きいわけではありません。

一般的に言われることと、会社の現実的な姿は大きく異なります。この辺りをしっかりと自分なりに分析して、見て、理解することが大切です。

 

【採用攻略】

さて、企業の分析は一旦これくらいにして、採用に話を移していきましょう。

内定数

総合職の内定数です。
毎年150名程度で安定してますね。女性比率は30%程度でしたが直近だけ30%くらいになってます。う〜む、20%程度と思っていた方がいいと思います。結局総合商社って世界のリスクの高い地域にも突っ込んでいかないといけないので、女性ってそういうところに配属できないじゃないですか。

中東とかだとまだまだ女性とビジネスする、ということが難しかったりもするので、なかなか女性をたくさん採用、となりづらいんですよね。
ただ、女性で受ける人がそんなに多くないので、倍率としては男性も女性も変わらないと思います。

 

大学別の就活難易度

以下の表をご覧ください。
基本的には旧帝大に東工大、一橋、早稲田、慶應で大半です(管理人の推測です)。
MARCHとか関関同立だとほとんど受かる見込みはない、と思った方がいいです。そもそも受けるだけ時間の無駄かもしれません。

まだ丸紅辺りであればMARCH関関同立でも可能性あるかもしれませんが、三菱商事はさすがにしんどいです。

入った後も、本当に日本のトップの頭脳を持った人間たちと仕事をするので、あんまり無理して入社できたとしても、まぁしんどいですよね。

 

選考のフローと内容

ES

は割と普通です。

過去のES出題例は、以下のようなものでシンプルです。

・「これまでの学生生活の中で挙げた実績や経験を教えてください(スポーツ、趣味、ボランティアなど何でも結構です)」 (全角 200 文字以内)
・「あなたが三菱商事で挑戦したいこと、実現したい夢について教えてください。その際、特に興味のある分野や職種があれば、具体的に触れて頂いても構いません。」(全角 250 文字以内)
・「あなたが「周囲から信頼を得た」と感じることができたエピソードについて教えて下さい。 」(全角 300 文字以内)
・「あなたが設定した目標の中で、達成することが最も困難だったエピソードについて教えて下さい(目標は未達成のものでも構いません)」(全角 300 文字以内)

逆に、なぜこんなにシンプルなのかを考えてみましょう。

はい、そうです。

ESはあんまり見ないからです。

 

テスト

テストのバーは高いです。偏差値60くらいで足切りになるでしょうから、対策はしっかりやってください。

テストは玉手箱とか、GABとか言われるSHL社のテストを使います。

SPIに比べると、学歴との相関が低く、地頭の良さがわかるテスト、と言われています。

上位大の中にも、単に「勉強のできる人」がいますが、そうした人を省こうということですね。

 

面接
面接もシンプルで、あまり難しいことはありません。

自分の人生の過去、現在、未来について、しっかりと語る準備をしていきましょう。
ただ、さすが商社の人材なので割とぐっと踏み込んだ質問をしてきますし、ロジカル面で納得できないことがあれば、素直に納得できない、と言ってきますので、焦らずに対処しましょう。

志望動機は
「なぜ総合商社なのか」
「なぜ三菱商事なのか」
は必ず聞かれます。

企業分析と自己分析をつなぎ合わせて、
「なるほど、あなたの生き方を考えると確かに三菱商事ですね」
と思わせることができれば勝ちです。

受かる学生の傾向

完成度
まず、大学4年生時点での完成度が最も重要です。
つまり「ポテンシャル採用」では厳しく、「僕はこれをやり遂げてきました」というものがないと厳しいです。ポテンシャルで採用してもらえるのは東大と京大だけです。

22年も生きてくれば、経験値に大きな差が出てきます。
その「経験」は自分で掴み取ったものなのであれば、その人には「経験を掴み取る力がある」という評価がされます。

例えば、三菱商事に受かるような学生は

「アフリカでインターンをし、途上国の持続可能な発展のためにアフリカで『儲かる』ビジネスを根付かせる」
「コロンビア大学で平和学について勉強し、世界の優秀な才能と戦うことが楽しかった」
「東大の中でも極めて優秀と言われるゼミの幹事長でリーダーシップも頭の良さも人間性も申し分ない」
「体育会で全国大会で勝負できる力を持ちながらも、部活引退後は1年海外留学し自分の視野を広げてきた」

こんな感じの学生が内定を取れるレベル、と考えたらいいでしょう。

憧れだけではコネでもない限りは太刀打ちできません。

行動力と自尊心
完成度、に近しいですが合格する学生の特徴を見ていると、非常に行動力があります。
自分から進んで新しい環境にチャレンジし、苦悩をしながらも成果を出す。
成果を出すからこそ自信がつく。

成果を出すことにコミットするからこそ、つまらないプライドを持たずに、謙虚にいろんな人の話を聞くことができる。

こんなイメージです。

 

ボランティア精神は出しすぎないように

総合商社全般に言えることなのですが、発展途上国で苦しむ人のために何かをしたい。だから途上国のビジネスに強い総合商社、という志望動機を言う人がいます。

悪くはないのですが、実際に社員と話をすると若干ポイントがずれます。
総合商社の人からすると、「まず儲かること」が前提にあります。儲かることをやろうとして、どこで何をやると儲かるのか、を考えた時に、途上国に先進国で成功したビジネスモデルを持ち込めば儲かりやすい、では途上国に、というのが考えの順序です。

あまりに「途上国の発展に貢献したい」みたいなことを言うと、

「結果的にそうなることがあっても、考える順序が逆だなぁ」
「途上国以外のビジネスもたくさんあるけど、この人は途上国でのビジネスができなかったらどうするのだろう」

と思われてしまい、マイナス影響になってしまいます。

そんな時は、以下の言葉を思い出しましょう。

所期奉公(しょきほうこう)
事業を通じ、物心共に豊かな社会の実現に努力すると同時に、かけがえのない地球環境の維持にも貢献する。

一番最初に書かれることが「事業を通じ」ですよね?

事業=ビジネス=儲かること

です。儲からないことはやらないですし、やる意味がありません。

「社会を良くすること」だけでは不十分で、ミスリードしないようにしましょう。

 

最強の選考対策

いろんなところで言われますが、これを可能にするのはOBOG訪問が一番です。

OBOG訪問の大切さは以下の記事で説明していますので、是非ご覧ください。

そして、総合商社のOBOG訪問は以下のサイトを使うと非常に便利です。

今のところは数名、実際に会えるOBOGがいるようです。こちらで是非頑張ってください。

【▼三菱商事のOBOG訪問はこちらから】

OB/OG訪問なら、インターンだけでは分からない企業の情報が手に入る。
実際にその企業で働いている先輩の話を聞いて、あなたの行きたい理由を見つけよう。

OBOG訪問は最高に就活に役立ちますが、OBOG訪問の際には以下のことに気をつけてください。

夜遅い時間や個室、アルコールの入るようなOBOG訪問は正常ではありません。

総合商社は現場に採用権はありませんので、社員の言う「就活に有利」なんてものは意味はありません。

「一流企業の人だから大丈夫」という油断が一番怖いのです。

一般職

●内定数
内定数は以下の表の通りです。
毎年減っていってますね、、、一般職は全般的にAIによる仕事の代替、が進んでいき採用は減少傾向です。

●大学別の就活難易度
一般職は主に以下の大学です。
慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、東京外国語大学、国際基督教大学、明治大学、立教大学、青山学院大学、中央大学

このあたりですかね〜。今はこれらの上位大学の学生さんも一般職志望が増えていますし、採用数が少ないことを考えると、総合職以上に一般職の方が厳しい戦いをしているかもしれませんね。

おそらく3,000人応募の30名合格で倍率100倍とか。そんなイメージです。

●受かる学生の傾向
ここは割とわかりやすいのですが、いわゆる秀才タイプが受かりやすいです。
あまりバイタリティがどうとか、というのは不要で、頭の良さと人当たりの良さがあれば。
あと、ぶっちゃけ見た目も関係すると思います。

 

 

以上、三菱商事を見てきました。

まずは、「そもそも可能性があるのか」と見極めを大切にしましょう。他の総合商社以上に、現時点での自分のレベルを求められますので。

三井物産、伊藤忠商事の方がまだポテンシャル採用です。

この辺り、しっかり考えていきましょうね。それでは。

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