1DAYインターン行く意味ある?内定近道の下心があるなら秋以降の参加がオススメな7つの理由

1DAYインターン行く意味ある?内定近道の下心があるなら秋以降の参加がオススメな7つの理由

インターンを実施する会社は7,000社、うち7割が1DAYインターンです。1DAYインターンは業種の理解や仕事内容の理解でなく、企業側は「学生の個人情報集め」、学生は「内定につながりやすいセミナーや選考の機会を得る」ことを目的としています。なぜ、1DAYインターンは秋以降の参加の方がいいのか、7つの理由を解説します。

 

採用担当は「本番は秋以降」と思っている

採用担当者は内定式を一つの区切りとして1年を過ごします。春先から夏にかけて内定を出し、その子達が実際に入社承諾してくれるのが確定するのが内定式で、それから次の年に本腰を入れ始めます。

なので、夏場は5DAYのインターンをがっつりやっている企業を除くと、「とりあえずやっとくか〜」程度にしか考えていないのが実情だと思います。

夏の1DAYは手抜きインターン、と捉えてもいいでしょう。

そこで学生さんが頑張ったとしても、なかなか相手の心に残りづらいですよね。

行くなら、企業側も気合の入っている時に行った方がいいです。

 

内定出しまでの時間が長いので、お互いに息切れする

そんな手抜きインターンで夏に接点を持ったとします。頭の中は大学3年生といかに接点を作るか、でなく、大学4年生の内定承諾です。夏に大学3年生にあったとしても、「あ〜この子たち内定して内定承諾になるまで、1年以上あるんだよな」と、ぞっとします笑 だって、あなたに何時間使ったとしても最後内定承諾に至らなければ採用担当としてはまったく成果にならないわけです。

学生さんも「この企業から内定もらうには1年間この人事の人にくっついていかないといけないんだよな〜」と。魅力的な人事の方ならいいですが、私の知る限り人事採用担当で本当に魅力的な人間は意外と少ないものです。

目的がお互いの「内定」である以上、リードタイムが長いと息切れしますよね。

 

夏場は採用担当者が大学3年生を見る目が出来ていない

特に夏は大学4年生と多く触れ合ったすぐ後です。大学4年生は就職活動を通じて自己分析をやりますし、社会人に会うのに慣れてくるので、半年で見違えるほどに成長したように見えます。そこに、「とりあえずきました〜」と大学3年生が突っ込んでくると、「1年違うだけで随分幼いんだな」と人事採用担当者が錯覚を起こすんですよね。

本来的なその人の優秀さとかパーソナリティとは関係なく、「大学4年生との相対評価」で低く見られてしまうことがあるので注意しましょう。

逆に言うと、大学4年生と同じくらいのクオリティが出せれば「3年生なのにこの子は凄い!」と大きくアピールすることもできます。人事採用担当の大学3年生を見る目がまだできていないので、ブレが大きいですね。

 

プログラムが充実していないかも

上記の通り、夏の1DAYインターンは準備期間もマインドもできていない状況です。5DAYのインターンであればそれなりに作り込みをしないと実施できないので、結構力を入れてやるのですが、1DAYは正直、丸1日くらい準備期間があればコンテンツの作り込みがある程度できてしまうくらいのものです。

がっつりやる企業は5DAYやるでしょう。あまり手間をかけたくないから1DAYなんです。企業側がインターンで「学生さんに何かを伝えたい!」という思いはほぼ皆無です。

秋以降は「インターン生から内定出すぞ!」と意気込みを持ってくるのでプログラムは充実していきますが。逆に、夏の1DAYインターンくらいで「わかった気になる」「満足する」ではあなた自身の業界分析や企業分析が不十分となります。

 

夏は社数が減少。冬インターン増加、行きたい企業は冬に?

「インターン実施企業が増えている」とよく言われるのですが、増えているのは冬のインターン実施企業であり、夏の5DAY以上のインターン実施企業はむしろ減少傾向にあります。そもそも夏の開催を見送る、という企業も多くいます。夏のインターン実施企業数は増えていないので、選べる範囲が限定的ですし、いける人数も限定的です。インターンに行けた、いけなかったで一喜一憂する必要はありませんし、むしろ面白い企業を見つけられるのはむしろ冬インターンなので、夏にこだわることはありません。

 

夏は他にも有意義なことができるチャンスがある

せっかくの夏休みなので、正直1DAYインターンごときに大切な時間を割く必要もないかと思います。1DAYインターン程度の経験であればいくらでも他で代替できます。

それならむしろ1か月海外をバックパッカーとして回ってみるとか、バイトやベンチャーの長期インターンに打ち込むとか、他にもやれることはたくさんあります。1DAYインターンは決して自分を成長させるきっかけにはなりません。大学3年生の夏は「自分を飛躍させる」「成長の種を見つける」ことに集中しませんか。業界研究や仕事研究よりも、自分自身に関心を向けることのほうが大切です。

 

1DAYインターン以上に効果のあること

あくまで1DAYインターンは下心インターンなので、そこには企業の本音も本当の姿もありません。なので、「内定」という下心以外に行く意味がないです。

本当に自分のためになる時間を過ごしたいと思うのであれば、むしろ社会人と1:1で深く話を聞く方がいいです。

「どんな人生を生きたいのか」「社会にどんな価値を出したいのか」など、自分と対比できる質問を多く投げかけることで自分自身をさらに深く知ることができるようになります。

相手に好きになってもらうこと以上に、自分がどんな人間なのかを考えることの方が、実は就活でいい結果を出すためも近道です。

 

以上です。

目的に対して何が得られるのかを正しく理解をして、貴重な時間を大切に使えるように頑張りましょう。

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