そろそろ11月、冬のインターンを各社が募集をしていく時期ですね。冬インターンは就活がっつり本番です。うまく2つのインターンを使い分けましょう。
冬インターンに向けて皆さんが何を取り組むべきなのか。少しまとめてみましたのでご覧ください。
冬インターンはいつから動き出せばいい?
冬インターンの動き出しはちょうど今からで大丈夫です。
11月 インターン応募開始
12月 インターン応募締め切り、選考
1月 合格発表、日程固める
2月 本番実施
こんなスケジュール感ですね。
選考がないようなインターンは年明け1月に募集をかけて日程固めるのでも十分間に合います。
1月 募集、締め切り、日程固める
2月 本番実施
多くの学生さんは1月にテストを控えているため、企業は学生を集めやすい2月を狙ってインターンの日程を組みます。
冬インターンにも2種類ある
さて、冬に企業がインターンを行うのは大きく分けて2つの理由があります。
1 内定(ほぼ)直結で、早期内定出し、早期囲い込みのため
2 個人情報の収集のため
の2つです。
1 内定(ほぼ)直結で、早期内定出し、早期囲い込みのため
こちらは以下の特徴がありますので、すぐわかります。
・開催日数が3日以上である
・しっかりとした選考ステップがあってから参加が固まる
企業側としても、このインターンに参加した学生の中から一定数を内定出したい、と思って開催されるものですね。
某大手金融の会社などはインターン参加者からの採用で全て採用を完結させているようです。20〜30名の採用であれば、300名をインターンで受け入れてしまえば、そこから1割採用するだけなので、確かに合理的ですよね。
皆さんからすると、この手のインターンは参加出来るだけでまずは第一関門突破です。
一般的に、この手のインターンは参加者のうち3割が内定を取る
とされていますので、あとこの3割に入れるように頑張りましょう!
2 個人情報の収集のため
こっちのインターンは基本的に1DAYインターンで、事前の選考のないものです。応募をすればほぼすべての人が参加出来る、説明会みたいなものですね。
企業側も個人情報収集のために行うので1日以上やる意味がないです。
ここで取得した情報をもとに、その後の特別なセミナーを案内する、などをしてくれます。
企業側としても、これだけ「売り手市場」と言われて学生さんに見向いてもらうのが難しい中で、初期の頃から自分たちに興味を持ってくれている学生さんは貴重な存在です。大切にしたい、という理由もわかりますよね。
ぶっちゃけ1DAYでわかることは、ウェブでわかるような内容ばかりです。企業側もあまり気合を入れてやっていないので、プログラムもそんなにちゃんとしたものになっていません。
あまり、あれもこれも期待をせずに行って、「その後にセミナー案内などをもらえるようになるのであればいいか」くらいの軽い気持ちでいきましょう。
ただし、失礼な態度をしたり、あからさまに興味がないとわかるような姿勢を見せるとさすがに×つけられますので気をつけて下さい。
冬インターンの選考対策は?
冬インターンの選考の特徴は
「グループ面接」「グループディスカッション」が多く行われることです。
なぜか。
本選考であれば、人事部以外の様々な部署が「仕方なく」手伝ってくれます。
しかし、インターンではなかなか社内の他部署が協力してくれません。
まだ世の中インターンが採用の中心、とは理解されていないんですね。
なので、人事の限られたリソースで選考をしようとすると、どうしてもある程度1:1の面接は限定的になってしまいます。自分一人で多くの人を捌けるやり方をせざるをえないんです。
グループ面接
グループ面接の対策は、テクニカルには幾つかありますが、ある程度場数を踏んで練習することが必要です。周りの人に協力してもらいましょう。
1 1分で自分の言いたいことを全て言えるようにする
ここが一番重要です。グループ面接は極めて時間がありません。
例えば45分で4名の面接をする際は面接官の話している時間を考慮すると、一人当たりの話は5~6分ほどしかありません。
これで2〜3つの質問に答えようとすると、1つ1〜2分で答えないといけないですね。なので、言いたいことを1分でまとめて言えるようにしておくことが大切です。
2 周りの話をよく聞き、人の話を受けた内容で話をする
緊張しすぎずに、周りの話を受けて話ができると印象が良くなります。
・周りの話を聞く柔軟性がある
・雰囲気作りのできるリーダーシップがある
という風に見られることが多いからです。本当はそんなことないんですけどね。
「●●さんはスターバックスでバイトしてるとのことでしたが、実は僕もスタバでバイトしてまして、かぶったと思ってました」
みたいなことをさらっと明るく言えるといいですね。面接官はスタバでバイトしている人には毎年何百人と会ってきているので、かぶったからといって何も思うことはありませんw
グループ面接というのは面接官ももらえる情報が少ないので、非常に悩ましい面接方法です。
僕は60分で4名面接するなら、15分ずつ4名に区切った方がやりやすいくらいです。
なので、逆に相手の印象を操作できる可能性も多くあるのがグループ面接です。
3 人の話を受けすぎない
これまた難しい話なのですが、横の人がすごい事言ってるときありますね。
例えば「ビジコンで優勝しました!」とか、私も学生のときにグループ面接で隣にいた方が「ザンビアでインターンしてました」とかいうので、「ザンビアってどこ??」と気持ちを持っていかれました。
ぶっちゃけこんな人間が出てくると、かなりビビります。自分には勝ち目がないのでは、と思います。
ただ、安心してください。ザンビアでインターンしてきたような強者は全体のほんの0.01%くらいなもんです。たまたまその人が横にいるだけなのです。
その他大勢はそこまでの戦闘能力を持っているわけではないので、自分は自分らしくやりましょう。
隣の人の経歴やスペックにビビる必要はありません。
グループ面接の時は面接官が突っ込んでこないので、言いたいことを言っておしまいです。準備次第で通りやすくなる試験だといえるでしょう。
グループディスカッション
ん〜グループディスカッションは結構対策が難しいんです。
これは幾つかのパターンで練習しないと、うまくいきません。
一方で、ちゃんとした会社のグループディスカッションは、見るべきポイントが決まっていて、逆にそのポイントを抑えてしまえば受かりやすくなります。
一番面倒なのはグループディスカッションのくせに面接官のフィーリングで合否を決められる場合ですね。何を見られるかさっぱりわからないので対策のしようもありません。
グループディスカッションのパターン分けについては次の記事に記載しましたので、是非ごらんください。
良いインターンの見分け方は?
就活本番でいくのであればいいインターンに行きたい!と思われるかもしれません。では、どうやってインターンを選んだらいいでしょうか?
冬インターンは「選考」なので、いいインターンかそうでないか、で行く先を選ぶのではなく、入りたい会社かどうか、で選ばないといけません。
ここが夏や秋のインターンと大きく異なるところです。
まず、かたっぱしから本選考受ける可能性のある会社と、その周辺企業に応募をする、というところから始めましょう。
行く気はないけど、行きたい会社のライバル企業である、とかはインターンいっといたら面白いですよね。いきたい会社の面接で、「ライバル会社との違い」を明確に言えるようになると思います。
そう、この時期は「良いインターン」とか関係なく、多く動くことが大切です。
日程が重複してしまった、、、断ったら本選考も落ちる?
仮に申し込んだインターンが日程被ってしまって、行けなくなってしまった、としましょう。
丁重にお断りをし、
「貴社の業界は夏に別の会社のインターンを受けたので、幅広い仕事を知るため今回は辞退させていただきます。
本選考必ず受けるので、またお願いします」
程度に言っておけばそれを持って本選考落ちる、ということはありません。
ただ、前も言ったようにインターンからの直接採用でほぼすべての採用を終わらせているような会社では、選考から漏れることはあるかと思います。
まだまだ少数派ですが、今後このような会社が増えると思います。
冬インターンに全部選考落ちしたら、、、
冬インターンに10〜15応募したけど全部落ちた、、、就活の入り口でつまづくと本当にやる気無くしますよね、、、
しかし、逆に本番が始まる前に「何がダメなのか」を考えるきっかけをもらえた、と前向きに考えましょう。
そして、全部選考に落ちる前に、「選考が必要ないインターンに参加する」ことをお勧めします。
やはり、場馴れは大切です。0と1は圧倒的に違います。
選考に落ちた理由は考えるとして、まずインターンに参加して雰囲気を知る、ということは諦めないでください。
インターンの選考で落ちる理由はフェーズ別に考えると以下の通りです。
毎回落ちるということは、「これがなきゃダメ」という条件のうち、どれかが欠けている、ということでしょう。必要条件はそんなに多くはありません。どれかに当てはまらないか、少し考えてみてください。
・書類選考
学歴
Webテスト
ESの文があまりに短い、内容がない、コピペすぎる
・グループ面接
話が分かりづらい
見た目に清潔感がない
緊張しすぎて何を話しているのかわからない
・グループディスカッション
発言が全然ない
的外れの発言で周りを困らせている
特徴が全く見えない
インターンに落ちたら本選考でも落ちる?
インターンに落ちても、本選考で落ちるわけではありません。
是非チャレンジしてください。
世の中ではインターンに落ちたらその企業に受かりづらい、という風説でも流れているのでしょうか?全然そんなことはないですよ。
例えば私のいたメガバンクのようなところでは、インターンが人気になりすぎて、定員を大幅に上回る応募をいただけるようになりました。
実は、本選考よりもインターンの方が倍率が高い、なんて時もありました。
企業側もインターンで落としてしまって申し訳ない、でも本選考は別だから是非受けに来てね!と強く思っています。
なので、是非インターン落ちてももう一度チャレンジしてください。
さて、本日は以上です。
11月からの本格的なインターン戦線に向けて、皆さんもちゃんと準備して臨んでくださいね。
それでは!