20卒、早期化やルールの形骸化が大きく報道されてますが、実はかなり大きな事件がこの総合商社、メガバンクの「一般職採用なし」だと思います。AIに一般職の仕事が奪われる、そんな時代が本格的にやってきた、と感じさせる三菱商事と東京海上、SMBCの動き方ですね。
参考記事:
【学歴フィルターは?】三菱商事の採用大学ランキング|就職難易度,倍率も
【学歴フィルターは?】東京海上日動の採用大学ランキング|就職難易度,倍率も
【学歴フィルターは?】三井住友銀行(SMBC)の採用大学ランキング|就職難易度,倍率も
▼三菱商事の募集要項の画面
「新卒採用については例年、ニーズに基づいた採用を行っており、2020年度入社のビジネスサポートスタッフ(一般職)については、新卒採用ニーズがないため、採用を見送ることといたしました。なお、2021年度以降の採用活動は未定となります。」
▼東京海上の募集要項の画面
もはや「一般職」の記載すら募集要項にありません。。。
▼SMBCの募集要項の画面
SMBCも同様「一般職」(SMBCの場合はビジネスキャリア職)の募集要項がなくなりました
▼一般職は大手銀行と総合商社だけでも3,000人規模
少し前の採用を見てみると、一般職の採用数は
三井住友、三菱UFJ、みずほ3つ 2,500名
総合商社1つあたり50名7大商社 350名
合わせるとここだけで3,000名近い採用数がありました。
まだメガバンクと総合商社全部が一般職の採用を止めたわけではないのですが、この三菱商事や三井住友銀行の動きを見ていると、他の銀行、商社に波及をしてもおかしくありません。
全体に広がるとすると、3,000名の雇用が喪失することとなります。
結構大きな話ですよね。
▼なぜ一般職がなくなるのか
なぜ一般職がなくなっていくのでしょう。
それは一般職の仕事がAIで代替されやすいものだからです。
簡単に言うと
総合職 → 仕事を創る人
一般職 → 仕事を間違いなくルーティーンでこなす人
なんですよね。
間違いなくルーティーンでこなすだけであれば、AI、機械のほうが正確にできるわけです。
今、中国でTVのアナウンサーがAIを搭載したロボットがやっているのが話題になってます。「ニュースを読む」ということだけで言えば、コンピューターのほうが正確に間違いなく読み上げるわけですよね。
▼商社や銀行の一般職に代わる「安定した仕事」はあるのか?
一般職がなくなる、という話がこれからの時代に求められる生き方を示唆しています。
仕事を創る側の人間にならないといけない
でも、みんながみんなクリエイティブに仕事を創るなんて難しいですよね。
残念ながら、時代は完全にそっちの方向に動いてます、、、
より仕事を創れる人に高い価値がつき、そうでない人には仕事すらなくなる。
日本においては介護、看護、保育士あたりは絶対になくならないと思いますので、「安定性」を仕事に求めるのであればそのあたりの業界を見ていくしかないですよね。
大変な仕事なので敬遠されがちですが、でも確実になくならない仕事です。
そして、介護なんかは本当に人が少ないのですぐ内定も取れます。
「やりたくないなー」と思われるかもしれませんが、これからの時代、仕事を創る側の人間にならない限りは選択肢は限られていくんだと、割り切るしかありません。
商社・銀行の一般職に代わる職業は「介護」しかない
▼仕事を創る側になるには?
一般職志望だったけど、
やっぱり総合職や「仕事を創る側の人間になる!」
となれば、よりチャレンジングにいろいろな取り組みができて、そこで得たノウハウでまた他の仕事ができて、となるので、本来的にはこっちの方がいいかなと思っています。
一般職的な生き方が限界にきた、というのが世の中のどうしようもない流れなんでしょうね。
仕事を創る側の人間になるには、仕事を創る側の人間の話を聞きにいくのが1番早いです。
社会人の話を聞きに行くのは大変ですが、以下のサービスを利用すれば割とスムーズです。
大企業系であればVISITS OBがいいと思います。
「企業公認」の人しか掲載されなくなるので、安心して利用することができるようになるのと、
結構幅広い大企業が掲載しています。
▼VISITS OB
ベンチャー系であればwantedlyがいいと思います。
まさに時代を創って行こうとする人たちがたくさん載ってますし、実際会社に応募できます。
▼wantedly
ぜひ、一人でも、学生さんが生き方を考えるきっかけになれば幸いです。
ではでは。