【転職しない幸せ】メガバンク30代で家族あり、住宅ローン5,000万

【転職しない幸せ】メガバンク30代で家族あり、住宅ローン5,000万

昨年あたりからメガバンクの転職やリストラのニュースが多くメディアに出てますね。メディアはとかく公務員、銀行、病院の先生を叩くのが大好きです。

しかし、これを見て「メガバンクやばそう」で終わってしまっては勿体ない。ここからの「生き方」に対する示唆が出てきます。

 

銀行員に未来はない?

世の中、マスコミに叩かれやすいもの、なんだと思いますか?

よく言われるのは政治家、教師、NHK職員、医者、そして銀行員です。

銀行員はかつて高学歴高年収の代表のような存在でした。それがバブルの崩壊を迎え、国による支援が入り、「あいつら結局国に守られてんかよ!」と世の中の反感を買ったところあたりからですかね。要は、「恵まれた人」に対する反骨心のようなものです。

 

なので、少しでも「支店長が悪いことした」「リストラする」「業績が悪化する」とかあれば、すぐに大きなニュースになります。

 

さて、昨年から「メガバンクで3万人のリストラ」「AIに取って代わられる時代が来た」など、いろいろな報道がされるようになりました。

「銀行員に未来はない」「大量離職」とか、いろんなこと言われますね。

本当に銀行員に未来はないのでしょうか?

自分なりに考えてみました。

 

メガバンク30代で家族あり、住宅ローン5,000万が意味するもの

 

私もメガバンク出身です。その後スタートアップベンチャーで経営企画を担当し、現在は外資系企業に勤めています。私がスタートアップにいた時にメガバンク系のベンチャーキャピタルの人と話をした時の会話です。仮にMさんとしましょう。

 

Mさん「Lukeさんはよく銀行を飛び出してベンチャー行きましたよね」

  「そんなことないですよ。やろうと思えば誰にもできます」

Mさん「いやいや、なんだかんだ銀行員、30代になってそれなりに昇格すると給料いいじゃないですか。この生活に慣れちゃうと、、、」

  「給料は圧倒的に銀行がいいですね。でも、変に高い買い物しなければそんなにもらわなくとも生きていけますよね。」

Mさん「そうなんですよね。この2月に横浜に戸建て住宅を買って、妻と子供とそこに移ったんです。住宅ローンは6,000万、もう年収下げて転職なんて考えられないですよ」

  「そりゃそうですよね。6,000万だと毎月の住宅ローンと金利の返済で18〜20万くらいですか?年収下げられないですね。」

Mさん「そうなんです。私は関西の方の出身なんで、もしかしたらそっちに転勤とかもあり得るし、でも家族はこっちの人間なんで、そうなったら単身赴任ですし」

  「なんで家買ったんですか?笑」

Mさん「確かに、家買ったことで人生の選択肢狭めました。でも、その時はまだベンチャーキャピタルに来る前で、ベンチャーの世界がこんなに面白いものだとも知らなかったんです。銀行からこっちに来て、視野が広がると、銀行の外にも生きていける世界がたくさんあるって気づきました」

  「私は幸いにも、元DeNA会長の春田さんや当時サイバーエージェントベンチャーズの田島さんのような、銀行出身でベンチャーで活躍される先輩方を見ていたので、いつかは外に出て勝負したい、と思ってたんです。なので、自分の人生の選択肢を狭めるようなことは極力避けていました。」

Mさん「Lukeさんに早く出会いたかった笑」

 

前半はこんな会話でした。

でもこれでは終わりません。

  「銀行の中でやりたい仕事ないですか?」

Mさん「幸いにも、私は銀行の仕事好きです。今はベンチャーキャピタルにいますが、銀行で企業向けの融資をしていたような仕事も好きですし、やりたいことをやれているので私は今のままでいいですね。最近は銀行もいろいろ言われて、就活でも人気が落ちているようですが、企業の経営者と本気で向き合える仕事は銀行くらいしかないんです。AIはビッグデータを前提にしたものですが、企業の大切な本当の価値なんて、どんなデータからも読み取れないんですよね。なので、私は銀行が生きて行くところはたくさんあると思います。ただ、やりたいことやって、銀行が本当にダメになったとしても、他の企業で活躍することは十分できると思います。ただ、年収がね笑」

  「一緒ですよね。Mさんは銀行にいてやりたいことやって、私は外に出てやりたいことやっている。ただ、やりたい仕事についてくる給料が異なるんですけど、今の日本でそれなりに仕事していれば食べるのには困らないですし。銀行の仕事で一定仕事がなくなるのは事実ですが、銀行にいれば活躍する力は身につきますよね。私も外に出て思いましたが、銀行にいると圧倒的に社会人基礎力がつきます。これは大企業だろうがベンチャーだろうが外資だろうが、どこでも求められるものだと思います。」

Mさん「同感です。ベンチャーにいらっしゃる方も今は給料低い方多いですが、銀行からベンチャーのキャリアの中でどの企業でも通用する力をつけられるので、その後のキャリアはいくらでも築ける。銀行は銀行の中でしっかりとキャリアを作っていく仕組みがあるので、私はそっちを突き詰めるんだと思います」

  「はい、場所は違いますが、お互い頑張りましょう!」

 

 

キャリアの弾力性、ということなのですが、「こんな仕事をやりたい!」と思った時にいかに動けるか、ということですね。

正直銀行、メガバンクで一定しっかり頑張っていれば、スキルとしていろんなところで活躍する力は十分身につくと思います。私も前職ではボストンコンサルティンググループやバークレイズ証券の投資銀行出身の人間と一緒に仕事をしてましたが、負けないくらいの会社への貢献、社会への貢献ができていたと思います。

大切なのは、身動きの取りやすい環境を整えておくことですね。変に高い家を買わない笑

これがないと、いきなり転職なり仕事を変える、というのは難しいものです。

 

一方で、30歳くらいで「自分はこれで生きていく」と覚悟を決められるのはそれはそれで素晴らしいことです。迷いがなくなりますので、活躍する確率も高まるのでは、と思います。

こうして生きていく道が決まった人にはキャリアの弾力性なんて全く必要ないわけです。

 

「銀行員という仕事自体がAIに代替されて無くなるんじゃないか」

イギリスの著名な教授が「世の中の47%の仕事はAIに置き換わる」と言っているわけで、銀行に限らないですね。どの企業に行っても、十分なスキルをつけることと、身軽でいることはとても大切です。

 

残念ながら銀行員は案外しぶとい

「この道で生きていく」と言いながら、その道がなくなってしまったら、どうなるでしょう。

 

40歳代になり、「銀行員」という仕事がなくなったとき銀行員はどうなりますかね?

しっかり仕事をしている人間であれば、生きていけるんです。

 

ホリエモン、落合陽一の共同著書「10年後の仕事図鑑」や、メタップス佐藤さんが提唱している「価値中心の世界」「信用が大切になる」という話と実は全く同じことが起きます。

 

覚悟を決めて銀行員をやっていると、非常に素晴らしい経営者の方にめぐり合うことができます。さらに、現時点では、ですが、メガバンクにしかできないソリューションもあり、それは顧客企業、もしくはその社長からすると本当に価値のあるものになります。

 

つまり、銀行員、メガバンクの人間は仕事を通じて顧客企業やその社長からの信用を獲得することができるんです。自分に何かがあった時には、その信用が自分を救ってくれます。

 

Twitterのフォロワー数やFacebookの友達の人数では測れない、深い信頼を顧客企業と築くことができるのです。

 

これは今に始まったことではなく、昔っからよくある話です。

信用中心の生き方、というのは元々顧客との信頼関係を紡ぐことでしか仕事をして来なかった銀行の人間からすると、むしろ得意分野です。

活躍の場は「銀行」「メガバンク」ではなくなるかもしれませんが、信用中心の生き方はノウハウとして自分の中に染みつきますのでご安心を。

 

マスコミがあれやこれやに騒いでいますが、本当に銀行員としての矜持を持ち、銀行の仕事に誇りを持っている人間であれば全くマスコミの言うことは的外れで意味ない、と切り捨てるでしょう。

 

余談になりますが、みずほ銀行が採用のメッセージで作った「みずほらしくない人に会いたい」というキャッチフレーズ、大嫌いです笑

自分たちでは世の中の変化についていけない、と言っているのと同じじゃないですか。「自分たちらしさ」をちゃんと定義できているんでしょうか?「自分たちらしさ」には柔軟性はないのでしょうか?なんか、とりあえず就活で学生が集まらなさそうだから、見向いてくれるキャッチーなフレーズ作ってみました、みたいな小手先の採用メッセージのようで、何も心に刺さりません。

でも、マスコミの人たちってああゆうのが好きなんですよね。

江川卓に「浅い!」と怒ってもらいたいです。

 

僕が採用担当なら

「こんな時代だからこそ、『本物の銀行員』を目指そう」とか、

「銀行をなめるなよ(ベジータ風)」

「本物の銀行員は死なない」

「今こそ、世界のトップを狙えるチャンス」

とか、こんなメッセージが欲しかったですね。

 

さぁ、銀行に対する見方は少しは変わったでしょうか?

「就職すること」は「生き方を考えること」です。

銀行のこんなニュースを元に自分の生き方を考えているといいのではないでしょうか。メディアに流されない、自分なりの考え方を是非持ってください。

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